語学力を生かした転職――「グローバル転職」の求人倍率で製造業が業種別トップ。ただしその倍率ポイントは減少傾向に。
転職・求人情報サイトDaijob.comを展開するダイジョブ・グローバルリクルーティングは2015年2月26日、2015年1月末時点のグローバル転職求人倍率を発表した。
グローバル転職求人倍率とは、2カ国語以上の言語においてビジネスレベル以上のスキルを条件とする求人と、そのスキルを持つ転職希望者の需要バランスを算出したもの(転職求人倍率=求人数÷転職希望者数)。
業種別でのグローバル転職求人倍率は、「製造業」と「情報通信業」が1.64倍でともに1位、続いて「金融業/保険業」が1.17倍となっている。製造業は2014年6月以降8カ月連続高倍率トップ3入りとなり、1月は製造業の15分野中12分野で求人数、転職希望者数が増加した。
業種別で高倍率が続く製造業だが、一方で倍率ポイントは減少傾向にあり、2015年1月は2014年5月(1.52倍)並みの水準にまで落ち込んでいる。
職種別でのグローバル転職求人倍率は、「総務・人事・法務」が4.33倍と高倍率で、2014年6月から8カ月連続トップ3入りとなっている。2位は「財務・会計」の2.96倍、3位は「建築/土木/設備/不動産技術系」で2.86倍。
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