安川電機の「MOTOMAN-MPL100II」は、スリムな構造で、制限のあるスペースにも設置できる。また、各国の主流パレットサイズに対応する広い動作範囲により、生産性も向上できる。
安川電機は2014年12月24日、産業用ロボット「MOTOMAN(モートマン)」のラインアップに新型の100kg可搬パレタイジングロボットを追加し、販売を開始した。
今回発売された「MOTOMAN-MPL100II」は、袋物のパレタイズに対応するもの。バランサーや平行リンク機構のないスリムな構造で、袋詰め充填機などの生産機械やコンベヤに囲まれたスペース、天井高制限のあるスペースなど、制限のあるスペースに設置できる。動作領域がロボット本体に近く、集荷に近い位置へ設置できるため、パレットエリアが縮小できる。
また、各国の主流パレットサイズに対応する広い動作範囲により、袋詰めをはじめとするさまざまな形態の集荷が可能で、生産性も向上できる。
さらに、専用のアプリケーションソフト「MotoPal」でコンベア・ステーション位置、製品のサイズ・積み付けパターンなどを設定すると、ロボットの動作プログラムを自動生成できる。操作の選択・変更、稼動状況の監視も容易となっている。
主な用途は、肥料・飼料・粉体などの袋包装物のパレタイズ、袋詰め充填機の払い出し工程などで、価格はオープン。
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