横形マシニングセンタ「e500H-GS」の高精度化・高機能化を目指し、工具位置補正やスカイビング工具設計、歯形形状加工と歯すじ形状加工の技術を開発した。
ジェイテクトは2014年10月10日、横形マシニングセンタ「e500H-GS」を高精度化・高機能化する新技術を開発したと発表した。
e500H-GSの高精度化を目指して開発されたのは、工具位置補正とスカイビング工具設計の技術。歯形形状シミュレーションを用いて工具位置補正することで、工具再研による歯形形状誤差を15μmから7μmに減らした。さらに工作物・加工機の剛性や切削力などを解析し、低抵抗・高剛性なスカイビング工具を設計することで、加工面性状が向上し、加工時間をほぼ半減させた。
高機能化したのは、歯形形状加工と歯すじ形状加工の機能。クラウニング付きの歯形加工が容易に製作可能になり、歯すじ形状に対応することで任意のねじれ角で加工できるようになった。どちらも、加工精度は10μm以下になるという。
価格は6500万円で、販売目標は年間10台としている。
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