寝ているだけで心電をモニタリング、光波の布電極見守り、介護用途に

LED照明技術を手掛ける光波は「CEATEC JAPAN 2014」で、電極を搭載した布や、人感センサーを内蔵したLED照明を、介護や医療用途向けに展示した。

» 2014年10月16日 12時06分 公開
[村尾麻悠子MONOist/EE Times Japan]

 光波は、「CEATEC JAPAN 2014」(シーテック ジャパン/2014年10月7〜11日)で、人感センサーを搭載したLED照明と、電極を搭載したシーツを展示した。

 LED照明はベッドの真上の天井に設置するもので、24GHzレーダーを使って姿勢の変化や呼吸をリアルタイムで検知する。例えば、離床した、寝ている、座っているなどを検知したり、無呼吸になった時などを検知したりする。光波は「無呼吸の状態を検知したら医療機関に通報する、というサービスなどを検討している」と説明する。

左=人感センサーを内蔵したLED照明。中央=デモの様子。ベッドの上の天井にLED照明が設置されている。右=呼吸数をモニタリングしている(クリックで拡大)

 電極を搭載したシーツも展示した。上の画像のベッドに敷いているもので、布状の電極が一定間隔で内側に敷き詰められている。心電と呼吸数を表示できるようになっている。

 光波は、「人感センサー内蔵のLED照明は、寝室だけでなく玄関やトイレ、リビングなどどこにでも設置できるので、連続的なモニタリングシステムを容易に構築できる。LED照明と電極シーツを組み合わせて、効率的な医療/介護サービスの実現に貢献したい」と述べている。

CEATEC JAPAN 2014(CEATEC 2014)

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