マウザーが無料のPCB設計/解析ツールを発表、NIの「MultiSIM」がベース実装ニュース

エレクトロニクス商社のMouser Electronics(マウザー)は、無料のプリント基板設計/解析ツール「MultiSIM BLUE」の提供を2014年9月から始める。National Instruments(NI)の「NI MultiSIM」をベースに、マウザーが販売する10万点以上の半導体/電子部品のSPICEモデルを使ったプリント基板の設計やSPICEシミュレーションなどを行える。

» 2014年08月20日 15時45分 公開
[MONOist]
「MultiSIM BLUE」の画面例

 エレクトロニクス商社のMouser Electronics(マウザー)は2014年8月19日、無料のプリント基板設計/解析ツール「MultiSIM BLUE」の提供を同年9月から始めると発表した。

 MultiSIM BLUEは、National Instruments(NI)のプリント基板設計/解析ツール「NI MultiSIM」をベースに、マウザーが販売する10万点以上の半導体/電子部品のSPICEモデルを使ってのプリント基板設計やSPICEシミュレーションなどを行える。BOM(部品表)の作成や調達に関わる機能なども搭載している。

 MultiSIM BLUEでは、50個までの半導体/電子部品を使ってプリント基板の回路図を設計できる。競合他社の無料のプリント基板設計/解析ツールと違ってプリント基板のサイズに制限はない。最大64層という多層基板の設計に適用できる点も大きな特徴となる。

「MultiSIM BLUE」の画面例 「MultiSIM BLUE」の画面例(クリックで拡大) 出典:マウザー

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