転職率が高かったのは順に「グローバルリア充層」(57.6%)、「無関心ほどほど層」(52.9%)、「堅実プラスアルファ憧れ層」(40.4%)、「保守的ガラパゴス層」(39.6%)となった。
就職氷河期を乗り切った25〜34歳の社会人男性は、「グローバルリア充層」「保守的ガラパゴス層」「堅実プラスアルファ憧れ層」「無関心ほどほど層」の4タイプに分類できる――。クロス・マーケティングが2014年7月22日に発表した「社会人男性のキャリアパスに関する調査」でそのように指摘している。
25〜34歳の社会人男性のうち、53.0%が当てはまるのは「堅実プラスアルファ憧れ層」だという。堅実に仕事をこなしながら、新しい仲間や仕事以外の何かを求めている。広い分野に興味を持つ半面、仕事にやりがいや面白さを必要としない。与えられた仕事はきちんとする。将来への具体的なビジョンはなく、何となく「スキルアップすれば、キャリアアップできる」と考えているそうだ。
次いで多いのが「保守的ガラパゴス層」(21.7%)。公務員・教員・非営利団体職員が多く、個人年収は最も低いが転職希望は少ない。既婚者が多いのも特徴で、現在の職場で勤め続けたいと考えている。成長はしていきたいが、安定的な生活を望む傾向が強いという。
3番目は「グローバルリア充層」(15%)。個人年収が最も高い層で、仕事とプライベートの両方を充実させようとしている人が多い。都会に住み、グローバルで活躍できる人材を目指している。意識が高い分、自分の成長への不安など、悩みも多く抱えている。
最後は「無関心ほどほど層」(10%)。仕事やプライベートへの関心が薄く、転職経験が多いが収入は平均より低い。全体的に関心が薄く、やりたくない仕事はしたくない。現状維持を求め、家庭を持つことにも消極的だと分析されている。
回答者のうち、転職経験者は44.1%。転職率が高かったのは順に「グローバルリア充層」(57.6%)、「無関心ほどほど層」(52.9%)、「堅実プラスアルファ憧れ層」(40.4%)、「保守的ガラパゴス層」(39.6%)となった。
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