三菱電機、4kW発振器で加工性能向上のファイバー2次元レーザー加工機を発売FAニュース

4kWファイバーレーザー発振器の搭載により加工性能を向上、軟鋼9mm厚の加工速度を約1.5倍に高速化した。

» 2014年06月27日 10時00分 公開
[MONOist]

 三菱電機は2014年6月12日、ファイバー2次元レーザー加工機「NX-Fシリーズ」の新製品として、高出力4kWファイバーレーザー発振器を搭載した「ML3015NX-F40」を発売した。

 ML3015NX-F40は、4kWファイバーレーザー発振器の搭載により、加工性能が向上。また、軟鋼9mm厚の加工速度を従来製品と比べ約1.5倍に高速化し、加工時間を短縮した。さらに、同社独自の高速レーザー切断技術「F-CUT」が切断可能な対象板厚を拡大したことで、ステンレス材3mm厚の加工時間も50%短縮した。

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 これらの特長に加え、インバーター制御冷却装置・高効率駆動機器・LED照明などで消費電力を約60%削減した。また、ecoモードの搭載で、待機時の消費電力を最大70%削減する他、安定したレーザー出力で、加工材料の裏面に発生する付着物を低減できる。標準価格は1億6900万円(税別)、年間50台の生産を予定する。

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