最新のSDK「Intel RealSense ソフトウェア開発キット 2014年版」では、従来の手・顔・音声・環境認識機能が大幅に向上しているという。例えば、手や指のトラッキングポイントが、従来バージョンだと片手で10ポイントしかなかったものが、22ポイントにアップし、指の関節1つ1つまで高精度に捉えることができるという。また、これまでプリセットのジェスチャーしか使用できなかったものが、ユーザーが定義したジェスチャーを利用できるようになった。
さらに、顔認識とトラッキングが大幅に向上。7つしかなかった顔のトラッキングポイントが78ポイントになり、顔の輪郭はもちろんのこと、顔の各パーツや表情まで捉えることが可能になったという。音声については複数のワードを組み合わせて独自コマンドを作ることが可能に、環境については3DスキャンとARを組み合わせたリアルタイム処理による使い勝手などが向上しているという。


インテル 戦略事業企画室 ディレクターの亀井慎一朗氏によるデモ。(左)対応アプリ「3DMe」(3D Systems)によるデモ。スキャンした自分の顔とキャラクターの3DCGを合成/(中)亀井氏が手にしているのは、プロゴルファーの体(3DCG)に、スキャンした自分の顔を合成して3Dプリンタで出力した造形物/(右)タブレット端末による3DスキャンとARのデモ。スキャンしたデジタル世界の中にCGのロボットが出現 ※画像クリックで拡大表示なお、同社は新たなユーザー体験を実現するソフトウェアアプリケーションのアイデアを広く募集すべく、賞金総額約1億円の「Intel RealSenseアプリチャレンジ2014」を開催。既に公式サイトから受付が開始されている。
Intel、次世代UI技術「RealSense」を正式発表――3D Systemsと協業し3Dスキャン技術の提供も
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