電源カードを用いてラインカードに入出力30.0Aの電力を供給できる。スプリットブレード技術を用いることで、1モジュール当たりの供給電力は合計60.0Aに。直交バックプレーンコネクタが不要になる構造で、コスト低減につながるとしている。
日本モレックスは2014年6月4日、60.0Aの高電流を供給可能な直交ダイレクトパワー用コネクタ「EXTreme OrthoPowerコネクタシステム」を発表した。ネットワークや通信用途におけるバックプレーン電源供給向けとなる。
近年、システムのさらなる高速化やよりコスト効率の高いソリューションに対するニーズから、ラインカードへ電力を直接供給するダイレクトパワーが重要になりつつあるという。
EXTreme OrthoPowerシステムは、電源カードを用いてラインカードに入出力30.0Aの電力を供給する。絶縁プラスチックによって電源コンタクト部を2つに分けるスプリットブレード技術を用いることで、1モジュール当たりの供給電力は合計60.0Aになる。
業界初とうたうダイレクトパワー直交構造を採用したことで、直交バックプレーンコネクタが不要に。電源配線に必要な部品点数を減らすことができて、コスト低減につながるとしている。
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