製造組み立て、工作機械、切削工具、素材、切削油など13社で製造工程のほぼ全体をカバー。
東京大学生産技術研究所(東大生研)、ボーイング、三菱重工業、川崎重工業、富士重工業は2014年5月10日、経済産業省と共に推進している産学官連携による製造技術に関する共同研究開発プロジェクトCMI(Consortium for Manufacturing Innovation)の企業会員数が増え、全13社になったことを明らかにした。2013年10月に5社、2014年4月に4社が参入したという。
2014年4月に加入したのは、神戸製鋼所、出光興産、庄田鉄工、不二越の4社。全13社で製造工程のほぼ全体をカバーすることになったとしている。製造組み立てはボーイング、三菱重工業、川崎重工業、富士重工業が、工作機械はDMG森精機、庄田鉄工が、切削工具はオーエスジー、住友電工ハードメタル、三菱マテリアル、不二越が、素材は東レ、神戸製鋼が、切削油は出光興産が、それぞれ担当する。
13年4月にCMIの研究実施組織として東大生研に発足した「革新的ものづくりシステム連携研究センター」も、会員企業の増加に伴い、研究件数増に対応するため研究員を増やしている。現在は、教授4名、准教授2名、助教・研究員9名、その他支援職員を含めた総勢22名。加えて、他にも外部3大学、1研究機関の協力も取り付けている。
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