採用活動が活発な時期は、1月を1.0にした場合、3月と9月が1.7で1年間のピーク。職種別に見ると、モノづくり系エンジニアは月ごとの変動が全職種の中で最も大きかった。
インテリジェンスが運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は2014年2月17日、中途採用が活発になる時期を企業の採用担当者に聞いた「『中途採用』の実態調査」の結果を発表した。
採用活動が活発な時期は、1月を1.0にした場合、3月と9月が1.7で1年間のピーク。3月と9月の採用が活発な理由について、「多くの企業が上期・下期の期初を迎える4月、10月の中途社員の入社を見込んだ採用をしているから」とDODAは分析している。
3月と9月の次に、6月が1.6と高い水準になった。「夏のボーナスをもらった後に転職活動を始める求職者の動きに合わせた採用活動」が起きること、さらに春入社の新卒採用が落ち着く時期でもあり、中途採用を活発化させるのにちょうどいい時期であることが6月に中途採用が増える理由だという。
職種別に採用が活発な時期をみると、モノづくり系エンジニアは月ごとの変動が全職種の中で最も大きかった。モノづくり系エンジニアの中途採用が最も活発なのは9月で3.3。6月、10月がそれに続いている。「多くの企業は、年度計画に沿って中途採用をしますが、上期の採用で充足しなかったことから、下期に向けて増員計画を立て、新たに採用人数を増やす動き」(DODA)が生まれることが9〜10月に中途採用が活性化する要因とのことだ。
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