ホンダは、「ロサンゼルスオートショー2013」において、燃料電池車の新たなコンセプトカー「Honda FCEV CONCEPT」を公開する。同車両が正式発表される11月20日は、トヨタ自動車が、最新の燃料電池車のデザインコンセプト「TOYOTA FCV CONCEPT」を「東京モーターショー2013」で発表する日でもある。
ホンダの米国法人であるAmerican Honda Motorは2013年11月11日(米国時間)、「ロサンゼルスオートショー2013」(2013年11月19日〜12月1日)において、燃料電池車の新たなコンセプトカー「Honda FCEV(Fuel-Cell Electric Vehicle:燃料電池電気自動車) CONCEPT」を公開すると発表した。併せて、同車両のデザインスケッチが1点公開されている。
Honda FCEV CONCEPTは、2008年にリース販売を開始した燃料電池車「FCXクラリティ」の後継モデルとなるコンセプトカーである。ホンダは、このHonda FCEV CONCEPTをベースにした燃料電池車を、2015年に日本と米国、その後欧州で発売する予定だ。
一方、トヨタ自動車も、「東京モーターショー2013」で、2015年市販予定のセダンタイプの燃料電池車コンセプト「TOYOTA FCV CONCEPT」を出展することが明らかになっている(関連記事:トヨタが燃料電池車のFCスタックの出力密度を倍増、セダンタイプで2015年に市販)。TOYOTA FCV CONCEPTが正式に世界初公開されるのは、プレスデー初日の2013年11月20日である。
そして、Honda FCEV CONCEPTが公開されるのも、ロサンゼルスオートショー2013のプレスデーの2日目に当たる11月20日だ。つまり、11月20日という同日に、トヨタ自動車が東京で、ホンダが米国のロサンゼルスで、2015年に市販する燃料電池車のコンセプトモデルを発表することになる。
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