ローデ・シュワルツ・ジャパンは、「オートモーティブ ワールド2013」において、電子機器が発する低周波磁界を測定/可視化できる「空間磁界可視化システム」のデモを行った。同システムの顧客は自動車業界が中心になっているという。
ローデ・シュワルツ・ジャパンは、「オートモーティブ ワールド2013」(2013年1月16~18日、東京ビッグサイト)において、「空間磁界可視化システム」のデモを行った。
空間磁界可視化システムは、電子機器が発する、周波数が数百kHz以下の低周波磁界を測定し、可視化するシステムである。対象となる電子機器をカメラで撮影した画像上に、低周波磁界の強度に関する情報をオーバーレイで表示することができる。
システムは、日置電機のループコイル内蔵の磁界測定センサー「FT3470-91」、ローデ・シュワルツ・ジャパンのオシロスコープ「RTO1004-NSL」、ノイズ研究所の磁界可視化ソフトウェア「EPS-02」から構成されている。なお、販売窓口はノイズ研究所となっている。
展示では、蛍光灯電気スタンドに磁界測定センサーをがざして、低周波磁界を可視化するデモンストレーションを行った。
ローデ・シュワルツ・ジャパンによれば、2012年7月の発売から順調に受注を拡大しており、初年度販売目標の年間100セットを達成する勢いにある。「中心顧客となっているのは自動車業界だ。電装部品メーカーだけでなく、自動車メーカーが、完成車の乗員に対する低周波磁界の影響を可視化するために複数セットをまとめて購入するという事例もある」(同社)という。
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