いまさらですが、一応、ハカセの思い出を傷つける意図は全くなかったと言っておきますね。
つまるところ、これだけ速度に違いがあるとプログラムの作り方も変わってくるということです。昔はグラフィックスの塗りつぶしだけで画面を構成するのはかなり時間を食いましたが、今のプチコンならばアクションゲームに使うのも十分現実的ですし、他の方法を使うよりも効率的な面もあります。
「故きを温ねて新しきを知る」――。そう、今回は逆説的に“グラフィックス命令、使えるぞ! ”というお話でした。
それでは温故知新にちなんだ、グラフィックスに役立つBASICトークのススメをご紹介します。
かつてグラフィックスツールにレイヤーという概念がなかったころ。食品包装用のラップに油性ペンで下絵を描いてから、ラップを画面に直接貼り付けて一種の下書きレイヤーとして使っていたものです。
もちろんスキャナとレイヤーが普及した現在、わざわざそんなことをする必要はありませんし、ましてやプチコンでやろうとするとニンテンドーDSi/3DSのタッチ画面で誤検出が起きて絵どころではなくなるのですが……。
このBASICトークを聞いたあなたの上司が「そうか、半乾きのまま貼らないように気を付けろよ」と言ってくれる寛大な人であることをお祈りします。それでは、また次回お会いしましょう。(次回に続く)
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