タイコ エレクトロニクス ジャパンは、「CEATEC JAPAN 2012」で、車載情報機器で扱うUSB 2.0やLVDS(低電圧差動信号)といった高速データ信号を伝送する際に用いる「0.50 HSL(High Speed Link) コネクタ」を展示した。2012年内に量産される車両に採用される予定だ。
タイコ エレクトロニクス ジャパンは、「CEATEC JAPAN 2012」(2012年10月2〜6日、幕張メッセ)において、車載情報機器で扱うUSB 2.0やLVDS(低電圧差動信号)といった高速データ信号を伝送する際に用いる「0.50 HSL(High Speed Link) コネクタ」を展示した。2012年内に量産される車両に採用される予定だ。
0.50 HSL コネクタは、車載情報機器のヘッドユニット(本体部)とスマートフォンの間でUSB 2.0インタフェースを使って連携したり、ヘッドユニットで処理した映像信号をLVDSでディスプレイに伝送したりする用途に用いる。タイコ エレクトロニクスが車載コネクタ向けに展開している、軽量化、小型化が可能な0.5mm幅の端子を採用。自動車メーカーとの共同開発により、高速データ信号を伝送する際に発生するノイズ放射や、外部ノイズへの耐性にかかわるシールド性能を大幅に向上しているという。
一般的なヘッダ、プラグ、中継コネクタの他に、車両内に設置するUSBポートとして利用できるUSBアダプタも用意している。HSLコネクタ間をつなぐハーネスも提供する。コネクタの仕様は以下の通り。定格電流は2.5A、耐電圧はAC500V(1分間通電)、絶縁抵抗は100MΩ以上(DC500V)。使用温度範囲は−40〜85℃である。
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