CEATEC JAPAN 2011、米iRobot社の日本総代理店を務めるセールス・オンデマンドのブースでは2011年10月7日発売の新製品「ルンバ 700シリーズ」の他、iRobot社が手掛ける各種ロボットが展示された。その模様を多数の写真でお届けする。
――2011年10月4日に開幕した「CEATEC JAPAN 2011」の会場で、お掃除ロボット「Roomba(ルンバ)」の最新モデル「ルンバ 700シリーズ」が披露された。ルンバ 700シリーズは、2011年10月7日発売の新製品。CEATEC会場では、会期初日(10月4日)から一般公開され、いち早く実物に触れることができた(参考記事)。
CEATECに出展したのは、開発元の米iRobot社の日本総代理店を務めるセールス・オンデマンド。フローリングや畳の部屋を再現した「タッチ&トライコーナー」では無数のルンバが一心不乱に掃除をしており、多くの来場者が思わず足を止め、ルンバの動きを興味深げに観察していた。また、歴代ルンバを壁一面に並べた「Roomba History」や、東京電力・福島第一原子力発電所の事故現場に投入され、話題となった多目的作業用ロボット「Packbot(パックボット)」をはじめとするiRobot社のロボットの数々が所狭しと展示されていた。
本稿では多数の写真を中心に、セールス・オンデマンドのブースの模様、そして、iRobot社が手掛けたロボットを紹介する。
ここまで見て分かる通り、ルンバのサイズは初代から最新モデルに至るまで、それほど大きく変化していない。もっと小型化できるのでは? なぜこのサイズにこだわるのか? その理由について説明員に聞いてみたところ次のような答えが返ってきた。
「一般的には、サイズが小さくなると“小回りが利く=隅々まで掃除してくれる”と思われるが、iRobotの考えはそうではない。今回、新たに搭載されたiAdaptのように、センシングによる状況判断から実際に最適な行動パターンを実行するまでのスピードを強化すること(“反射神経を良くする”こと)で、理想的な清掃動作を実現している。また、現状のサイズ(最大幅:歴代でおよそ34〜35センチ台)にこだわる理由ついては、ダスト容器の容量の確保という点ももちろんあるが、イスの脚の間を通れるサイズ(約40センチ)がベストだと考えているからだ」(説明員)。
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