ルンバのヒットからも分かる通り、日本では“お掃除ロボット”のイメージが強いiRobot社だが、福島第一原子力発電所 原子炉建屋内の放射線量や温度・湿度などの調査に、同社の多目的作業ロボット「Packbot(パックボット)」が投入されたのを機にそのイメージは大きく変わった。
CEATECに出展したiRobot社の日本総代理店セールス・オンデマンドのブースでは、ルンバの他にも、パックボットや水ふき・雨どい掃除・プール掃除を行う多数のロボットが展示されていた。
ルンバの初代機やその先祖とも呼ぶべき歴代の製品が保管されているというiRobot社の「ミュージアム」には遠く及ばないであろうが、CEATECの会場で、その雰囲気を少しだけ味わうことができた。本稿を通じ、お掃除ロボットだけではない、軍事/産業用ロボットメーカーとしてのiRobot社の存在感を感じていただければ幸いだ。
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