デジタルファブリケーション:
国産建設用3Dプリンタを3300万円で発売、Polyuse
Polyuseは、建設用3Dプリンタ「Polyuse One」の先行受注販売の予約受付を開始した。2025年4月から量産を開始し、同年夏頃に納品する予定で、販売価格は3300万円。(2024/10/7)
デジタルファブリケーション:
セレンディクスが異なるメーカーの3Dプリンタ3台を3県に導入 多拠点化で生産量倍増へ
3Dプリンタ住宅のセレンディクスは、新たにメーカーなどが異なる3台の3Dプリンタを導入した。3Dプリントの多拠点化を急ピッチで進め、生産量の倍増を目指す。(2024/9/2)
デジタルファブリケーション:
木の粉で高さ1.9mの“茶室”を3Dプリント 三菱地所設計が木材資源の循環システムを構築
三菱地所設計は、木材加工時に生じる木の粉を再活用する生産システムを構築した。設計から、製造、3Dプリンティング、物流、現地での組み立てまでのプロセス全体でCO2排出量を抑制する。プロトタイプとして、木質3Dプリント建築物「TSUGINOTE TEA HOUSE」を制作し、コンセプト映像とともに三菱地所設計 本店エントランスに展示している。(2024/8/27)
デジタルファブリケーション:
Lib Workの3Dプリンタ住宅、2025年に一般販売へ 建築基準法に適合した住宅として認定
Lib Workは土を主原料とした3Dプリンタ住宅のモデルハウス「Lib Earth House “modelA”」について、都市計画区域内で建築確認申請を行い、建築確認済証を取得した。(2024/8/9)
デジタルファブリケーション:
プラモデル感覚で自ら建てられる「住宅キット」 VUILDの“建築の民主化”で大工不足に新たな一手
VUILDは、人手不足や建設費高騰に対応する新たな一手として、デジファブ家づくりサービス「NESTING」で施主自らが建てられる住宅キットの提供を開始した。香川県直島町の一棟目となる建設工事では、施主の家族が施工に携わり、約2カ月で木造住宅が完成したという。(2024/7/3)
デジタルファブリケーション:
建設用3Dプリンタで底型枠を作製、護岸上部工のコンクリート打設に成功
東亜建設工業と建設テックベンチャーのPolyuseは、千葉県内の護岸工事で、建設用3Dプリンタで作製した底型枠を使用し、上部工コンクリート打設に成功した。(2024/6/20)
デジタルファブリケーション:
3Dプリンタで原油関連施設の壁面を建設 日揮グローバルがサウジアラビアで
日揮ホールディングスの海外EPC事業会社となる日揮グローバルは、サウジアラビアで遂行中の原油/ガス分離設備建設プロジェクトで、建屋外壁の造形に3Dプリンタ技術を導入すると決めた。(2024/6/10)
3Dプリンタの可能性を探る:
クルマが買える値段で住宅を提供する――3Dプリンタが業界変革の起爆剤に
3Dプリンタ住宅メーカーのセレンディクス 執行役員 COO(最高執行責任者)の飯田國大氏に、住宅産業をロボット化する狙いや、その中での3Dプリンタの役割、今後の取り組みなどについて話を聞いた。(2024/6/3)
温故創新の森「NOVARE」探訪(前編):
新たな芽をいつか森に、清水建設がイノベーション拠点でゼネコンの枠を超えて目指す姿
スマートイノベーションカンパニーを目指し建設を超えた領域でのイノベーションを推進する清水建設。イノベーション創出のための重要拠点として新たに2023年9月に設立したのが「温故創新の森『NOVARE』」だ。本稿では、前編でNOVAREの全体像を紹介し、後編ではDXによる新たな空間創出への取り組みを紹介する。(2024/5/27)
デジタルファブリケーション:
3DプリンティングとCO2固定化コンクリで、環境負荷低減の“友禅流し”ベンチ製作 金沢工大と鹿島建設
金沢工大と鹿島建設は、CO2で固まるコンクリートを素材に用い、3Dプリンティングで公園のベンチを製作した。今回の産学連携の取り組みで、設計から製造に至るプロセスのデジタル化と、景観に馴染む意匠を表現するための複雑な形状の実現を実証。さらに、3DプリンティングとCO2-SUICOMの融合で、セメント系造形物として、カーボンネガティブとなる3Dプリンティング製作を達成した。(2024/5/21)
デジタルファブリケーション:
3Dプリンタで樹脂窓枠をExtraBoldが製造 セレンディクスの「serendix10」に実装
ExtraBoldは、3Dプリンタ住宅メーカーのセレンディクスからの依頼を受け、デザインの自由度とコスト削減を両立した樹脂窓枠を3Dプリンタで製造した。(2024/5/13)
デジタルファブリケーション:
3Dプリンタ住宅ローンをオリコが提供、最大1000万円融資 5月には法人用も
オリコはセレンディクスと共同で、3Dプリンタ住宅の購入を目的とした個人向けローンを開発した。利用上限額は1000万円、返済期間は最長15年。(2024/4/17)
3Dプリント材料、この10年程度の進化(3):
3Dプリンタの活用方法に合わせた材料開発トレンドの変化
本連載では活用事例が増えつつある3Dプリント材料の基礎や最新の動向と活用事例について紹介します。第3回では使用される樹脂素材の変遷に焦点を当て工業的な利用にとどまらない3Dプリントの活用フィールドの広がりを解説します。(2024/4/4)
3Dプリント材料、この10年程度の進化(2):
3Dプリント製法の特殊性を踏まえた開発の重要性
本連載では活用事例が増えつつある3Dプリント材料の基礎や最新の動向と活用事例について紹介します。第2回では3Dプリントと既存の成形方法との違いや企画段階からの考え方などについて、実例を挙げて解説します。(2024/3/4)
デジタルファブリケーション:
土を主原料に3Dプリンタでモデルハウス製作、Lib Work
注文住宅メーカーのLib Workは、土を主原料とした3Dプリンタ住宅のモデルハウスを完成させた。地元の資源を利用することで運搬や加工のコストを低減し、CO2の排出量の削減にもつながる。(2024/2/7)
デジタルファブリケーション:
大成建設 技術センターに聞く 7軸自由度の“移動式3Dプリンタ”を開発した真意
大成建設は、今までになかったデザインや施工の効率化を可能にする手段として、建設用3Dプリンティングの技術開発に注力している。従来のガントリー型3Dプリンタを大幅に刷新した最新の移動式3Dプリンタは、これまで課題だった3Dプリント範囲の拡大や鉄筋かぶりの最適化などを実現し、建設用3Dプリンティングを次のステージに押し上げるデジタルファブリケーション技術として注目を集めている。(2024/1/24)
3Dプリント材料、この10年程度の進化(1):
環デザインとマテリアルドリブン・リサーチ
本連載では活用事例が増えつつある3Dプリント材料の基礎や最新の動向と活用事例について紹介します。第1回では3Dプリントの活用が広がった流れや材料の変遷、著者が手掛けた3Dプリントの活用事例について説明します。(2024/1/22)
プロジェクト:
海や水面に浮かべた“床”が自動着岸する「海床ロボット」 大阪・関西万博で実用化目指す
竹中工務店を代表とする「海床ロボットコンソーシアム」は、海や水面に“床”を浮かべ、自動で動いて離着岸する「海床ロボット」を開発し、大阪城公園の東外堀で実証実験を行った。海床ロボットは、大阪・関西万博の会場予定地である夢洲での社会実装を目標に掲げる。(2024/1/10)
デジタルファブリケーション:
3Dプリンタ住宅に1年間の災害補償 セレンディクスと三井住友海上が「serendix10」対象に
セレンディクスは、「車を買える値段で」購入できる3Dプリンタ住宅「serendix10(スフィアモデル)」の火災、風災、水災などによる損壊を1年間補償するサービスを開始した。(2023/10/18)
デジタルファブリケーション:
PR:大成建設の建設3Dプリンティングへの挑戦を支える構造解析ソフトウェアの真価
大成建設は3Dプリンタを自社開発し、独自のセメント系材料をマテリアルに橋を試作するなど、建設分野でのデジタルファブリケーションの可能性を模索している。だが、3Dプリンタを用いた構造物の実現には、高度な構造解析と意匠性の両立がハードルとなっている。(2023/8/30)
デジタルファブリケーション:
2人居住用”3Dプリンタ住宅”を44時間半で完成 セレンディクスのフジツボモデル
セレンディクスは、3DプリンタとCNCカッターのデジタルファブリケーション技術をそれぞれ使い分け、2人居住用3Dプリンタ住宅「serendix50(フジツボモデル)」を2日かからず初完成させた。(2023/8/3)
メカ設計メルマガ 編集後記:
「5類」への移行を機に振り返るデジタルモノづくりの可能性とこれから
平時への移り変わりを機に少し振り返ってみました。(2023/5/9)
IVI公開シンポジウム2023春:
2030年の製造業のあるべき姿と必要になる技術は何か、IVIが歩んだ8年の軌跡
IVIは「IVI公開シンポジウム2023-Spring-」を開催。本稿ではIVI 理事長の西岡靖之氏による講演「日本企業の大躍進2023〜つながるものづくりの実現シナリオとデジタル戦略ロードマップ」の内容を紹介する。(2023/4/7)
Archi Future 2022:
地方都市「広島」でもBIM設計をスタンダードに!広工大と大旗連合建築設計にみるBIM人材育成と実践例
地方の建設業でも、BIMを本格活用するためには何をすべきか。その1つの答えとして、広島工業大学の即戦力を育てるデジタルデザイン教育と、地方の組織系建築設計事務所での実践例を紹介する。(2023/3/22)
環デザインとリープサイクル(8):
「FabLab」から「FabCity」へ、「メイカーズ」から「循環者」へ
連載「環デザインとリープサイクル」の最終回となる第8回では、これまでの連載内容を振り返りながら全体を総括する。(2023/2/27)
3DEXPERIENCE World 2023:
3D推進者が見た「3DEXPERIENCE World 2023」(展示会場編)
SOLIDWORKSの年次ユーザーイベント「3DEXPERIENCE World 2023」の展示会場では、ダッソー・システムズやパートナー企業によるソリューション紹介の他、学生やメイカーによる作品などが多数展示されていた。筆者イチオシの展示内容を紹介する。(2023/2/22)
3DEXPERIENCE World 2023:
SOLIDWORKSの裾野をさらに広げ3Dを共通言語に――新CEOに話を聞いた
「3DEXPERIENCE World 2023」の会場で、SOLIDWORKS CEO 兼 R&D担当バイスプレジデントのマニッシュ・クマー氏に話を聞く機会を得た。MONOist編集部から3つの質問を投げ掛けた。(2023/2/16)
3Dプリンタニュース:
デジファブ技術を活用した“光るベンチ”が建築と一体化した屋外空間演出を実現
三菱ケミカルグループ、竹中工務店、エス.ラボ、慶應義塾大学 SFC 田中浩也研究室は、バイオエンプラを用いた3Dプリント樹脂ベンチを共同製作し、三菱ケミカルグループの研究開発拠点の敷地内に設置した。(2023/2/10)
環デザインとリープサイクル(7):
「アップサイクル」に求められるもの、そして「リープサイクル」が照らす未来
連載第7回では「アップサイクル」の在り方を見直し、真に求められる方向性を示しつつ、さらにその先の未来を見据えたアプローチである「リープサイクル」の考え方について詳しく紹介する。(2023/1/30)
デジタルファブリケーション:
日揮グローバルが現地調達した材料で“基礎型枠”を3Dプリント 型枠施工の期間が2分の1に短縮
日揮グローバルは、宮城県石巻市で遂行中のバイオマス専焼発電設備建設現場で、建設現場で入手が容易なセメントや骨材などの一般的な材料を用い、3Dプリンタで基礎型枠を屋外で造形した。従来工法に比べ、型枠施工の期間が2分の1に端短縮されたという。(2023/1/13)
環デザインとリープサイクル(6):
サーキュラーデザイン「元年」を迎えて
「メイカームーブメント」から10年。3Dプリンタをはじめとする「デジタル工作機械」の黎明期から、新たな設計技術、創造性、価値創出の実践を積み重ねてきたデザイン工学者が、蓄積してきたその方法論を、次に「循環型社会の実現」へと接続する、大きな構想とその道筋を紹介する。「環デザイン」と名付けられた新概念は果たして、欧米がけん引する「サーキュラーデザイン」の単なる輸入を超える、日本発の新たな概念になり得るか――。連載第6回では筆者が提唱する“より良い循環”を目指していくための新たなコンセプト「環デザインとリープサイクル」のうち、“環デザイン”について取り上げる。(2022/12/26)
デジタルファブリケーション:
「住宅ローン地獄から解放を!」セレンディクスの300万円“3Dプリンタ住宅”が示す、未来の住宅建築
セレンディクスは、3Dプリンタによる住宅建築の社会実装を目指すスタートアップ企業。住宅建設コストの大部分となる人件費を3Dプリンタによる自動化で最小化し、「住宅ローンから脱却して、クルマを買い替えるように、低価格で家を買い替えるようにする」と標ぼうしている。これまでは、3Dプリンタによる家づくりは、建築基準法にどう適合させるかや耐久性のあるマテリアル(素材)をどうするかなどのハードルがあったが、セレンディクスの3Dプリンタ住宅にはそうした課題に対する解決策があるという。(2022/12/19)
ロボット:
都市型自動運転船の実証実験を大阪城公園で実施、竹中工務店
竹中工務店は、海床ロボットコンソーシアムとともに、大阪府大阪市中央区にある「大阪城公園」の東外堀で、都市型自動運転船「海床(うみどこ)ロボット」の実証実験を行った。海床ロボットは、2025年日本国際博覧会協会(博覧会協会)と大阪商工会議所が主催する「2025年大阪・関西万博の会場予定地である夢洲における実証実験の提案公募」に2021年5月に採択されている。(2022/12/19)
デジタルファブリケーション:
コクヨがデジファブ事業を始動 VUILDの木材加工機「ShopBot」で木素材の内装空間や家具を提案
コクヨは、東京品川オフィス内に新たな協創の場となる実験スタジオ「(0,0,0)studio genten」をオープンし、木素材をメインにしたデジタルファブリケーション技術を活用した新事業をスタートさせた。デジファブ事業では、米国製の木工用加工機(CNCルーター)「ShopBot(ショップボット)」を活用し、多様化するワークスタイルに応じた家具や内装造作などを制作し、「働く空間」の新たな価値創出を目指す。(2022/12/8)
メカ設計ニュース:
デジファブ技術を活用した新事業で、快適なオフィスづくりを支援
コクヨは、デジタルファブリケーション技術を活用した新事業を開始した。また、同技術を活用してオフィスの家具や内装のオーダーメイドに対応するスタジオ「(0,0,0)studio genten」を開設した。(2022/11/14)
DXによる製造業の進化(6):
【DXで勝ち抜く具体例・その3】需給を拡大するビジネス
国内企業に強く求められているDX(デジタルトランスフォーメーション)によって、製造業がどのような進化を遂げられるのかを解説する本連載。第6回は、第2回で取り上げたDXで勝ち抜く4つの方向性のうち「需給を拡大するビジネス」の具体例として、Fictiv、Sharing FACTORY、Rentio、GMSの取り組みを紹介する。(2022/11/7)
環デザインとリープサイクル(4):
ディスクリート設計×マテリアルリサイクルによる東京2020表彰台プロジェクト
「メイカームーブメント」から10年。3Dプリンタをはじめとする「デジタル工作機械」の黎明期から、新たな設計技術、創造性、価値創出の実践を積み重ねてきたデザイン工学者が、蓄積してきたその方法論を、次に「循環型社会の実現」へと接続する、大きな構想とその道筋を紹介する。「環デザイン」と名付けられた新概念は果たして、欧米がけん引する「サーキュラーデザイン」の単なる輸入を超える、日本発の新たな概念になり得るか――。連載第4回では「ディスクリート設計×マテリアルリサイクルによる東京2020表彰台プロジェクト」について取り上げる。(2022/10/25)
第4回 建設・測量生産性向上展:
東大 永谷氏が語る建機自動化で「できていること・期待されること」、標準プラットフォームの重要性
ここ10年ほど、日本の建設業では就業者数が伸びていない。就業者の年齢構成も高齢化が進んでいる。また、生産性も全産業に比べて低いという実態がある。建設DXのなかでも、建設機械の自動化は、このような状況を変えるためには必要とされている。建機の自動化によって生産性が目に見える形で上がれば、建設業の魅力も高まり、若い就業者が増加するという好循環が期待できる。(2022/9/27)
環デザインとリープサイクル(3):
ディスクリート(離散的)設計の可能性
「メイカームーブメント」から10年。3Dプリンタをはじめとする「デジタル工作機械」の黎明期から、新たな設計技術、創造性、価値創出の実践を積み重ねてきたデザイン工学者が、蓄積してきたその方法論を、次に「循環型社会の実現」へと接続する、大きな構想とその道筋を紹介する。「環デザイン」と名付けられた新概念は果たして、欧米がけん引する「サーキュラーデザイン」の単なる輸入を超える、日本発の新たな概念になり得るか――。連載第3回では「ディスクリート(離散的)設計の可能性」について取り上げる。(2022/9/26)
環デザインとリープサイクル(2):
製造技術史における「100年」の区切りだった2012年
「メイカームーブメント」から10年。3Dプリンタをはじめとする「デジタル工作機械」の黎明期から、新たな設計技術、創造性、価値創出の実践を積み重ねてきたデザイン工学者が、蓄積してきたその方法論を、次に「循環型社会の実現」へと接続する、大きな構想とその道筋を紹介する。「環デザイン」と名付けられた新概念は果たして、欧米がけん引する「サーキュラーデザイン」の単なる輸入を超える、日本発の新たな概念になり得るか――。連載第2回のテーマは「『100年』の区切りだった2012年」だ。(2022/8/25)
環デザインとリープサイクル(1):
メイカームーブメントからの10年
「メイカームーブメント」から10年。3Dプリンタをはじめとする「デジタル工作機械」の黎明期から、新たな設計技術、創造性、価値創出の実践を積み重ねてきたデザイン工学者が、蓄積してきたその方法論を、次に「循環型社会の実現」へと接続する、大きな構想とその道筋を紹介する。「環デザイン」と名付けられた新概念は果たして、欧米がけん引する「サーキュラーデザイン」の単なる輸入を超える、日本発の新たな概念になり得るか――。連載第1回では「メイカームーブメントからの10年」の歩みを振り返る。(2022/7/21)
3Dプリント:
国内初、大林組が3Dプリンタで国土交通大臣認定を取得した構造形式の建屋開発に着手
大林組は、東京都清瀬市の大林組技術研究所内で、セメント系の材料を使用し3Dプリンタにより、国内初の建築基準法に基づく国土交通大臣の認定を取得した構造形式を用いた「(仮称)3Dプリンタ実証棟」の建設を進めている。今後は、顧客の多様なニーズに応えるデジタルファブリケーション技術の1つとして、複雑なデザインや強度・耐久性を備えた構造物を実現できるセメント系材料を使用した3Dプリンタ建設の研究を進め、実用化を目指す。(2022/6/27)
デジタルファブリケーション:
“匠の技×デジタル技術”で傑作建築を移築、前田建設のロボットで破風板復原
前田建設工業は、東京・白金台の名建築「旧渡辺甚吉邸」を3Dスキャナーや360度カメラ、ロボットアーム加工機といったデジタル技術と職人の伝統技法を駆使して、ICI総合センターに移設した。(2022/4/26)
MaaS:
竹中工務店らが新たな都市型水上交通の「自動運転船」を大阪城外堀で実証
近年、大都市臨海部は都市過密化により、交通や物流、環境、防災などの課題が複雑に絡み合っている。こうした課題に対して、竹中工務店を代表とする産学連携のロボットコンソーシアムでは、人・物の移動を支えるためには、都市部で有効活用されていない水域が重要な糸口になるとみなし、水上を自動走行する都市型自動運転船「海床ロボット」の開発を進めている。(2022/1/13)
デジタルファブリケーション:
「建築の民主化」を掲げるVUILDのデジタル家づくり1棟目が完成、施主向けアプリも提供開始
「建築の民主化」を標ぼうするスタートアップのVUILDは、新事業のデジタル家づくりプラットフォーム「Nesting」を用いた1棟目の新築住宅が完成したことを公表した。Nestingには、専用の家づくりアプリが用意され、これまで施主にとって不透明だった見積もりの確認が、自身が仕様を変更するたびにリアルタイムで分かるようになり、思い通りの家づくりが手軽に実現する。(2022/1/10)
FAメルマガ 編集後記:
パラリンピックに見るモノづくりが目指すべき姿
なぜマスカスタマイゼーションが必要なのか、の答えがあったと感じました。(2021/9/17)
デジタルファブリケーション:
3Dプリントは建設業界で事業化できるか?クラボウが2024年度10億円の市場開拓に乗り出す
3Dプリンタを建設領域で活用する動きは、海外では先行してコンクリートを積層することで住宅建築や橋梁の造形などといった用途展開が見いだされている。国内では、建築基準法による素材や構造上の縛りがあるため、大手ゼネコンや研究機関での検討は進んでいるものの実用化にはまだ道のりは遠い。そうしたなか、住宅メーカー向けに建築用化粧材を製造しているクラボウでは、フランス製の大型3Dプリンタを導入し、建設業界を対象に3Dプリンティング事業を立ち上げた。セメント系/非セメント系を問わず、新規材料の開発で製作可能なデザインの幅を広げ、土木・インフラ分野などでの提案も図ると同時に、海外市場への参入も視野に入れている。(2021/6/11)
デジファブ技術を設計業務でどう生かす?(13):
【総まとめ】設計業務のデジタル変革を助ける3Dプリンタ&3Dスキャナー活用術
3Dプリンタや3Dスキャナー、3D CADやCGツールなど、より手軽に安価に利用できるようになってきたデジタルファブリケーション技術に着目し、本格的な設計業務の中で、これらをどのように活用すべきかを提示する連載。最終回となる第13回は、これまで解説してきたデジファブ技術活用の内容から特に重要なポイントをピックアップし、“総まとめ”としてお届けする。(2021/6/10)
デジタルモノづくり:
3Dスキャンで伝統工芸をデジタルアーカイブ、有松絞りを転写したテーブルを制作
matomatoは、愛知県名古屋市緑区の有松/鳴海地域の伝統工芸品「有松絞り」の技術継承と保存を目的に、デジタルファブリケーション技術を活用した“デジタルアーカイブ化”に取り組み、その第1弾として有松絞りの凹凸を転写したテーブルを制作した。(2021/5/26)
デジファブ技術を設計業務でどう生かす?(12):
設計力を高める! 3Dスキャナーを活用したリバースエンジニアリングによるDX
3Dプリンタや3Dスキャナー、3D CADやCGツールなど、より手軽に安価に利用できるようになってきたデジタルファブリケーション技術に着目し、本格的な設計業務の中で、これらをどのように活用すべきかを提示する連載。第12回は、3Dスキャナーの代表的な活用方法の1つである「リバースエンジニアリング」について解説する。(2021/5/24)
にわかに地球規模のトピックとなった新型コロナウイルス。健康被害も心配だが、全国規模での臨時休校、マスクやトイレットペーパーの品薄など市民の日常生活への影響も大きくなっている。これに対し企業からの支援策の発表も相次いでいるが、特に今回は子供向けのコンテンツの無料提供の動きが顕著なようだ。一方産業面では、観光や小売、飲食業等が特に大きな影響を受けている。通常の企業運営においても面会や通勤の場がリスク視され、サーモグラフィやWeb会議ツールの活用、テレワークの実現などテクノロジーによるリスク回避策への注目が高まっている。