NVIDIAがMediaTekとAI基盤構築で協業強化、35億ドルの出資も組み込み開発ニュース

NVIDIAとMediaTekは、エッジからクラウドに至るAIプラットフォーム構築に向けた長年にわたるパートナーシップの強化を発表した。NVIDIAはMediaTekの転換社債に35億米ドルを投資する。

» 2026年09月15日 14時00分 公開
[MONOist]

 NVIDIAとMediaTekは2026年8月31日(現地時間)、AI(人工知能)インフラやローカルAIコンピューティング、自動車分野にわたる次世代AIコンピューティングプラットフォームの構築に向け、協業関係を強化したと発表した。協業拡大の一環として、NVIDIAはMediaTekが発行した転換社債に35億米ドル(約5500億円)を投資した。

 AIインフラ分野では、MediaTekが「NVIDIA NVLink Fusion」プラットフォームを採用。ハイパースケーラーやクラウドサービスプロバイダー、フロンティアモデル開発者に対し、カスタムXPUを開発して「NVIDIA NVLink」接続されたラックスケールAIファクトリーへ導入するための事前検証済みの設計基盤を提供する。

 NVLink Fusionプラットフォームは、マルチダイXPU開発に向けたシステムレベルでの事前検証済み基盤であり、シリコンから先進パッケージング、ラックスケールシステムまでの開発工程を加速する。「NVIDIA NVLink Fusionチップレット」や「NVIDIA NVLink-C2C」「NVIDIA NVHBM」などの要素技術を統合しており、顧客は自社プラットフォームを特徴づける演算機能に開発リソースを集中できる。

 ローカルAIコンピューティング分野においては、生成AIおよびエージェント型AI時代に向けた取り組みを推進する。MediaTekと「NVIDIA DGX Spark」に搭載された「GB10 Grace Blackwell Superchip」を共同開発しており、AI時代に対応する次世代コンシューマーPCを支える「NVIDIA RTX Spark」に関する協力も拡大する。

 自動車分野では、複数世代にわたる協業を通じてAI搭載のソフトウェアデファインド車両を推進。「MediaTek Dimensity Auto」プラットフォームにNVIDIAの技術を統合し、インテリジェント車両コックピット向けの高度なAIや「NVIDIA RTX」グラフィックスを提供するとともに、「NVIDIA DRIVE AGX」と連携して動作することも可能だ。両社はこの基盤を発展させ、スケーラブルなアーキテクチャを構築するとしている。

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