人の手首のような高速外観AI不良検査、多点/多面で複雑形状に対応ファクトリーイノベーション Week2026【秋】

NTNは「ファクトリーイノベーションWeek【秋】2026」の構成展の1つである「第5回スマート工場EXPO【秋】」において、KDDIテクノロジーとともに外観検査の自動化ソリューションを紹介した。

» 2026年09月14日 07時45分 公開
[長沢正博MONOist]

 NTNは「ファクトリーイノベーションWeek【秋】2026」(2026年9月9〜11日、幕張メッセ)の構成展の1つである「第5回スマート工場EXPO【秋】」において、KDDIテクノロジーとともに外観検査の自動化ソリューションを紹介した。

会場でのNTNとKDDIテクノロジーによるデモ

 今回は、KDDIテクノロジーのAI(人工知能)不良検査アプリケーション「MiraLens(ミラレンズ)」と、NTNの手首関節モジュール「i-WRIST」に直動/回転アクチュエーターを搭載し、多点、多面の検査に特化した外観検査用高速ユニット「i-WRIST Type-U」を連携させた。

 デモでは、カメラを搭載したi-WRIST Type-Uが対象物を高速かつ多方向から撮影し、MiraLensがAIで解析して傷や欠陥を検出した。従来は難しかった多点、多面の外観検査の自動化や検査時間の短縮、省人化への効果を訴求している。

NTNとKDDIテクノロジーによる外観検査の自動化ソリューション NTNとKDDIテクノロジーによる外観検査の自動化ソリューション[クリックで拡大]

 i-WRISTは小型、省スペースで広い可動角度範囲を持つ位置決めモジュールで、垂直多関節ロボットでは難しい細かな位置、角度変更を、人間の手首と同じような滑らかかつ高速な動きで実現する。他のロボットとの組み合わせや、カメラやディスペンサー、洗浄ノズルなどのエンドエフェクターを取り付けることでさまざまな工程を自動化できる。

 i-WRIST Type-Uは、複数箇所の検査に必要な機能を一体化したモデルで、コンパクト、省スペースな設計を特徴としている。大型仕様もラインアップしており、さまざまなワークサイズに対応可能だ。

 MiraLensは、良品学習によるAI不良検査ソリューションとなっており、数枚の良品画像で簡易に学習可能だ。学習からモデル作成、運用までを一気通貫で行うことができる。直感的なUI(ユーザーインタフェース)で、専門の技術者を必要とせずに検査業務を省人化できる。

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