パナソニック コネクトグループは、自律走行搬送ロボットの運用を支援する、搬送ロボット制御サービス「Robo Sync for Mobility」を提供すると発表するとともに、Robo Sync製品群に関する展開について説明した。
パナソニック コネクトグループは2026年9月9日、自律走行搬送ロボットの運用を支援する、搬送ロボット制御サービス「Robo Sync for Mobility」を提供すると発表するとともに、Robo Sync製品群に関する展開について説明した。
パナソニック コネクトでは、製造や物流の現場でのロボット導入のハードルを下げ、利用環境を広げるため、複数ベンダー共通の制御プラットフォームの開発に取り組み、2024年3月からラピュタロボティクスと協業。2025年3月には「ロボット制御プラットフォーム」として提供を開始した。
2025年10月に「Robo Sync」と名称を変更し、2026年7月には導入の上流工程を支援する「Robo Sync Planner」、同年8月には複数メーカーの協働ロボットや周辺機器をノーコードで操作する制御サービス「Robo Sync for Cobot」をリリースしている。
また、Robo Syncを提供するためのパートナーエコシステムも拡大し、現在37社と連携する。パナソニック コネクトグループ シニアヴァイスプレジデント CTOの榊原彰氏は「開始当初は12社だったパートナーは37社まで拡大した。ロボットメーカーや周辺機器メーカーの他、セールスパートナーも大きく増えている」と述べる。
製造業や物流業は労働力不足やさまざまなコスト上昇により、現場の自動化ニーズが非常に高い状況にある。しかし、自動化に大きな力を発揮するロボットの導入は、知見がない企業には簡単なことではない。そもそもロボットをどの工程に導入すれば効果が得られるのかを把握するのが難しい他、導入した後もロボットの作業を規定するためのプログラミングの負荷が高く、さらに複数メーカーのロボットを利用する場合、これらの作業もさらに複雑化するためだ。
Robo Syncを推進するパナソニック コネクトグループ SaaSビジネスユニットの牛島敏氏は「ロボットの導入には、ロボットの使いどころが分からず導入の意思決定に時間がかかる点、複数メーカーのプログラム仕様などが異なり自社運用が難しいという点の2つが大きなハードルとなっている」と説明する。
Robo Syncはこれらの課題を解決するために開発されたソフトウェアサービスだ。
前者の「ロボットの導入」に対する課題解決に貢献するのがロボット導入アシストサービスである「Robo Sync Planner」だ。これは、自動化を検討する工程について人作業に関する質問に答えたり、動画を撮影したりし、それをAI(人工知能)なども組み合わせて診断することで、ロボット導入による自動化の「難易度」「実現可否」「ROI」を可視化するサービスだ。
牛島氏は「現在β版として、診断や作業分析、データ補完、対策の提案を対話形式で支援するAIエージェント機能なども用意している。入力項目がNGの場合に、正しい入力になるように自然言語のやりとりで修正でき、より簡単に診断が行えるようになる」と語る。
「Robo Sync Planner」は2026年7月にリリースされたばかりだが「既に引き合いが生まれている。ロボットSIerが営業提案を簡略化するためにすぐに導入したケースがある」(パナソニック コネクトグループ)としている。
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