経済産業省とNEDOの下で国内の生成AI開発を推進するGENIACは、「ロボット基盤モデルの研究開発事業(多用途ロボット等)」と「データエコシステムの構築等に関する研究開発事業・第4回公募」の採択事業者を発表した。
経済産業省とNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の下で国内の生成AI(人工知能)開発を推進するGENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)は2026年9月9日、東京都内でイベントを開催し、「ロボット基盤モデルの研究開発事業(多用途ロボット等)」と「データエコシステムの構築等に関する研究開発事業・第4回公募」の採択事業者を発表した。
2024年2月の活動を開始したGENIACは、これまで国産の汎用基盤モデルを中心に開発を推進してきた。2026年度からは、これまでの成果を生かしてAI×ロボティクスへの拡張や、日本だけでなくグローバルへの展開を目指す活動方針を打ち出している。
経済産業省 商務情報政策局 情報処理システム開発・ロボット課長の渡辺琢也氏は「GENIACでは、国内における競争力あるAIモデルの開発や領域ごとのデータセット構築を支援している。今回は、新設したロボット基盤モデル開発支援枠で13社、第4期となるデータエコシステム構築支援で9社を採択した」と語る。
「ロボット基盤モデルの研究開発事業(多用途ロボット等)」の採択事業者は以下の13社(グループ)である。
一方、「データエコシステムの構築等に関する研究開発事業・第4回公募」の採択事業者については以下の9社(グループ)が2026年7月に発表済みである。
イベントでは、各採択事業者が約5分間の持ち時間で事業計画を発表した。
経済産業省は「AIロボティクス戦略」を発表しており、2040年までに18の分野で1000万台のAIロボットの導入を目指すことを目標としている。渡辺氏は「AIロボットの国産開発に向けては、GENIACでのAIモデル開発やデータセット構築だけでなく、ロボットハンドやセンサー、モーター、減速機などのハードウェアも重要になってくる。2027年度からは、これら重要部品の供給力強化に向けた研究開発支援も本格化させる。さらには、AIロボットの量産支援、社会実装に向けた中核拠点(CoE)の形成も進めていく。AIロボットは、頭脳となるAIモデルだけでなく、自動車のように機械システムとして成立させる必要がある。そこで自動車産業や機械産業の強みとなっているすり合わせが、システムとして信頼性の確保に生きてくる。米国や中国が先行しているといわれているが、日本も頑張っていきたい」と述べている。
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