AIRoA(AIロボット協会)は、「フィジカル AI Summit」において、「国産汎用ロボット開発コンペティション」に参加する7社のロボットの試作機を公開した。
AIRoA(AIロボット協会)は、「フィジカル AI Summit」(2026年9月16日、パレスホテル東京)において、「国産汎用ロボット開発コンペティション」に参加する7社のロボットの試作機を公開した。
同コンペティションの参加企業は、THK、ugo、不二越、Keigan、Enacitic、Emplifi、HatsuMuvの7社だ。なお、Emplifiは、マツダ、アイリア、アスラテック、TSAKOの5社コンソーシアムで参加している。
今回のコンペティションは、AIRoAがNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)委託事業「ポスト5G情報システム基盤強化研究開発事業/ロボティクス分野の生成AI基盤モデル開発に向けたデータプラットフォームに係る開発」の一環として実施するものだ。実用レベルの汎用ロボット(双腕モバイルマニピュレータ)の国産開発を加速することを目的に、2026年4〜9月の試作機フェーズ、同年10月〜2027年3月の改良機フェーズ、同年3〜7月以降の量産機フェーズの3段階でコンペティションを行い、評価基準を満たしたロボットは、AIRoAをはじめロボット基盤モデル開発のためのデータ収集用ロボットとして活用される。
AIRoA 理事長で早稲田大学 理工学術院 基幹理工学部 表現工学科 教授の尾形哲也氏は「フィジカルAIの開発ではデータ収集が非常に重要な役割を果たす。現在、ヒューマノイドのハードウェア開発で中国が先行していることもあり、データ収集用の汎用ロボットでも中国製を使う機会が増えている。しかし、地政学的な問題によりそれらのデータ収集用ロボットが入手できなくなったらフィジカルAIの開発ができなくなってしまいかねない。今回のコンペティションは、フィジカルAI開発の基盤となるデータ収集用ロボットを国産化することが目的になっている。一般的なコンペティションでは賞金を獲得できるが、今回はデータ収集用ロボットとしての採用権がかかっているのも面白いところだと思う」と語る。
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