使用済みリードフィルムを活用する2種類の資源循環実証を開始リサイクルニュース

OSPホールディングスは、使用済みリードフィルムを活用する、2つの実証実験を開始した。廃棄処理するリードフィルムについて、水平リサイクルによる再利用とピロー包装材としてのアップサイクルを進める。

» 2026年08月03日 11時00分 公開
[MONOist]

 OSPホールディングスは2026年7月15日、使用済みリードフィルムを活用する、2つの実証実験について発表した。同年6月より、水平リサイクルによる再利用とピロー包装材としてのアップサイクルを順次開始している。

 リードフィルムは、軟包装印刷時に必要となる色調の調整や印刷品質の確認に使用する調整用フィルムだ。使用後は廃棄物として処理されており、同社でもグラビア印刷時に使用済みリードフィルムが発生している。

 こうした製造工程における環境負荷を軽減するため、インクを取り除く脱墨処理を用いたリードフィルムのリサイクル技術を確立。廃棄処理するリードフィルムの活用に向けた実証実験に取り組む。

脱墨前のフィルム 脱墨前のフィルム[クリックで拡大] 出所:OSPホールディングス
脱墨後のフィルム 脱墨後のフィルム[クリックで拡大] 出所:OSPホールディングス

 1つ目は、印刷後のリードフィルムを再びリードフィルムとして活用する水平リサイクルだ。2つ目はアップサイクルで、脱墨処理したフィルムをペレット化して再生フィルムとし、ピロー包装材の一部として活用する。同社グループのOSPアドバンスが、ピロー包装材として活用する。

2つの活用イメージ 2つの活用イメージ[クリックで拡大] 出所:OSPホールディングス
ピロー包装サンプル ピロー包装サンプル[クリックで拡大] 出所:OSPホールディングス

 実証実験では、品質を担保しながら安定供給できる製造を目指すとしている。

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