東レが名古屋に開設した研究拠点「マテリアルイノベーションセンター」。延べ床面積約8600m2の施設には、高度な分析装置や3D造形装置に加え、アイデアを実証できる「ワンフロア型オフィス・ラボ」を備えている。
東レは2026年6月29日、名古屋事業場内(名古屋市港区)で、新たな研究拠点「マテリアルイノベーションセンター(MIC)」の開所式を開催したと発表した。
MICは3階建てで、延べ床面積は約8600m2となっている。同施設は、アイデアの実証空間である「ワンフロア型オフィス・ラボ」を備えている他、顧客やアカデミア(大学、公的研究機関など)との協創の場である「オープンラボ」や「イノベーションラウンジ」も配置されている。
さらに、先進的なモノづくりの実証に向けた設備/装置として、試作/加工設備や高度な分析装置、3D造形装置も有している。加えて、省エネルギー設備や太陽光発電システム、自然採光などを取り入れた設計も採用。建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の「ZEB Ready認証」を取得している。
今回の施設は、グリーントランスフォーメーション(GX)や次世代モビリティに向けたR&D拠点として、顧客、アカデミアなどとのグローバル連携の中核となる研究拠点だ。同社は、ポリマーやケミカル、炭素繊維複合材料の研究者に加え、化学プロセスの知見を有する開発者が集まれる場とし、技術融合を加速する。また、ナノテクノロジーの高度化やポリマー原料のリサイクル、バイオマス利用を推進することで、社会全体での温室効果ガス(GHG)排出量の削減に向けた素材開発、プロセス設計、顧客提案を行う考えだ。
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