モリタは、ガソリンやオイルなどの可燃性液体による油火災に対応した、PFASフリーの合成界面活性剤泡消火薬剤「PureVeil」を発売した。泡の安定性と耐火性にも優れ、水成膜泡消火薬剤と同等の高い発泡性能と消火性能を発揮する。
モリタは2026年7月13日、ガソリンやオイルなどの可燃性液体による油火災に対応した、PFAS(有機フッ素化合物)フリーの合成界面活性剤泡消火薬剤「PureVeil(ピュアヴェール)」を発表した。同月より販売を開始している。
同社は、複数の界面活性剤の相乗効果を利用して、油面上に緻密かつ強固な界面膜を形成する「精密界面制御技術」を開発。油面上の速やかな流動展開性と、優れた再燃防止性を確保している。泡の安定性と耐火性にも優れ、水成膜泡消火薬剤と同等の高い発泡性能と消火性能を発揮する。
ガソリンなどの非水溶性で可燃性の液体による油火災(B火災)のほか、木材や紙などが燃焼する普通火災(A火災)にも対応する。低発泡から高発泡まで対応可能で、可燃性液体の流出火災や倉庫での火災などに使用できる。−10℃までの低温環境に対応しており、冬期の泡消火薬剤の凍結リスクを軽減する。
従来の泡消火薬剤に含まれるPFASは、人体や環境への影響から世界的に規制が強化されている。国内でもPFASを含まない代替品の確保が求められており、同社は環境性能と消火性能を両立した同製品を開発。今後、PFASフリーの泡消火薬剤を拡充し、PFAS含有の泡消火薬剤からの置き換えに貢献するとしている。
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