鉄鋼業界の脱炭素化に向けた大きな一歩となる新設備が動き出した。大同特殊鋼は、JFEスチールの東日本製鉄所(千葉地区)へ新型の炉体旋回式電気炉「STARQ」を納入し、2026年4月に稼働を開始した。
大同特殊鋼は2026年6月1日、JFEスチールの東日本製鉄所(千葉地区)第4製鋼工場へ、炉体旋回式電気炉「STARQ」を納入したと発表した。同年4月29日に稼働を開始している。
納入したSTARQは、投入する原料の種類や形状に制約がなく、ステンレス鋼などの高級鋼の製造に適している。生産能力と設置スペースを両立し、高いCO2排出量削減性能を有する。炉容量は70トン(t)/ch、溶解能力は約30万t/年で、CO2排出削減量は最大約45万t/年となる。
JFEスチールは、第4製鋼工場でステンレス鋼を製造しているが、高炉からの溶銑と自所発生スクラップを主な原料とした製鋼プロセスを採用している。この製鋼プロセスでCO2排出量を削減するには、スクラップの利用量拡大が求められていた。
今回の電気炉導入により、高炉溶銑の一部をスクラップに代替することでGHG排出量の削減が期待される。
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