ソニーセミコンダクタソリューションズは、1.45μmのLOFIC画素を採用したセキュリティカメラ向け4K解像度CMOSイメージセンサー「IMX908」を商品化した。単一露光で96dBのハイダイナミックレンジを実現している。
ソニーセミコンダクタソリューションズは2026年3月17日、1.45μmのLOFIC(画素内に横型オーバフロー蓄積容量)画素を採用した、セキュリティカメラ向け4K解像度CMOSイメージセンサー「IMX908」を商品化したと発表した。LOFIC画素技術「STARVIS 3」を搭載し、1/2.8型の小型サイズながら高解像度と96dBのハイダイナミックレンジ(HDR)を両立。サンプル出荷は同月末を予定している。
本製品は、LOFIC構造を備えることで、飽和電荷量を従来比で約20倍に拡大。これにより、強い光が当たる明所での白飛びを抑制する。同時に、低照度性能も約27%向上させており、暗所における黒つぶれやノイズを抑えた高感度な撮影を可能にしている。
大きな特徴は、単一露光方式でHDRを実現している点だ。露光時間の異なる複数画像を合成する従来の複数回露光方式とは異なり、1回の露光で広いダイナミックレンジを確保できるため、動体撮影時に発生するアーティファクト(輪郭のずれや色ずれ)を大幅に低減する。この特性により、AI(人工知能)による画像認識の精度向上や、セキュリティカメラの多機能化に寄与する。
主な仕様は、有効約840万画素、フレームレートは最大90fps(10ビット)。出力インタフェースはMIPI D-PHY 2/4 Laneをサポートする。
医療内視鏡向けの小型かつ高感度CMOSセンサーの製品情報を公開
MIPI A-PHY内蔵の車載CMOSイメージセンサーを商品化
有効約1億500万画素と100fpsの高速出力を両立するCMOSイメージセンサー
ソニーセミコンのAMRパッケージが3Dセンシングを実現、市販LiDARより安価に
ソニーがエッジAIデバイス開発用ドキュメントを無償公開、GitHubに開発環境も
約23.7万個の電極で細胞活動を高精度に可視化するMEAシステムを開発Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
組み込み開発の記事ランキング
コーナーリンク