パナソニック エレクトリックワークス社は、電動工具事業をマキタに譲渡すると発表した。
パナソニック エレクトリックワークス社は2026年3月31日、電動工具事業をマキタに譲渡することを発表した。
パナソニック エレクトリックワークス社が新設する承継会社に会社分割の手法により同社の電動工具事業を承継させ、承継会社の全株式をマキタに譲渡する。事業運営に必要な資産、契約、従業員などは、承継会社へ移管される。電動工具事業に関連する海外の製造/販売機能の一部も、マキタの関係会社へ移管する。
パナソニック エレクトリックワークス社では1979年に充電式電動工具の販売から、電動工具事業をスタートさせ、2004年にはインパクトドライバーにブラシレスモータを搭載し、2008年にはトルク制御機能付きインパクトドライバー、2021年にはトルク計測インパクトレンチを発売した。近年では、電気工事市場への特化に加えて、組み立て製造の工場ライン市場への本格参入を進めていた。
一方で、パナソニック エレクトリックワークス社は「当社は電気設備とデジタル技術を核としたソリューション事業に注力しており、電動工具事業のさらなる成長に必要な規模/スピードでの投資を、当社として継続的に行うことが難しい状況」(リリースより)としており、業界有数の顧客基盤などを有するマキタに移管することを決定した。
マキタは「対象事業は、工場向け締め付け機器分野において、トルク制御技術およびIoT(モノのインターネット)を活用したデータ管理ソリューションに強みを有しており、高精度/高耐久性が求められる製造工程において高い評価を得ている。当社が有するバッテリー/モーター技術と対象事業の締め付け/IoT技術を融合することで、工場向け市場への本格参入および高付加価値ソリューションの創出を図り、企業価値のさらなる向上を目指す」(リリースより)としている。
なお、2026年度中に承継会社の新設、電動工具事業の承継、承継会社の株式譲渡の手続きを完了させ、新体制での事業をスタートする予定となっている。
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