帝人フロンティアは、ジグザグ形状の特殊扁平断面の原糸を開発し、酸化チタンを使用せずに光の入射角を制御して遮熱性と採光性を両立するポリエステル繊維を開発した。
帝人フロンティアは2026年3月10日、ジグザグ形状の特殊扁平断面の原糸を開発したと発表した。同原糸を用いて、酸化チタンを使用せずに光の入射角を制御し、遮熱性と採光性を両立するポリエステル繊維「WM Tech」の開発に成功した。
WM Techは、近赤外線を反射させるように繊維表面のジグザグ形状の角度を設計することで、高い遮熱性を示す。ポリマーに酸化チタンを使用しておらず、近赤外線に比べて、可視光線はジグザグ形状の表面でも透過しやすい性質を持っているため、遮熱性とともに室内の明るさを確保できる。また、昼夜を問わず住宅内の人のシルエットや室内の様子が見えにくい遮像性や高いUV遮蔽性も有する。
近年、住宅環境の快適性向上や省エネルギーと熱中症対策のニーズが増加しており、カーテンに採光性や遮熱性、遮像性など、複数の機能が求められている。同社は、2026年4月からカーテン向け原糸として販売を開始し、2027年度までに1億円、2030年度までに5億円の売上高を目指している。
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