ソニーグループ、ホンダ、ソニー・ホンダモビリティ(SHM)の3社は、SHMのEVの第1弾モデル「AFEELA 1」とSUVタイプの第2弾モデルの開発/発売を中止すると発表した。
ソニーグループ、ホンダ、ソニー・ホンダモビリティ(SHM)の3社は2026年3月25日、SHMのEV(電気自動車)の第1弾モデル「AFEELA 1」とSUVタイプの第2弾モデルの開発/発売を中止すると発表した。
今回の決定は、ホンダが3月12日に発表した四輪電動化戦略の見直しに伴うものだ。AFEELA 1と第2弾モデルは、ホンダのイーストリバティ工場(米国オハイオ州)で生産を予定していたEV3車種「Honda 0 SUV」「Honda 0 Saloon」「Acura RSX」で用いられる技術やアセットを活用する予定だった。しかし、ホンダの四輪電動化戦略の見直しにより、これら3車種の開発/発売は中止され、イーストリバティ工場についても3車種の生産に使用予定だった有形固定資産/無形資産の除却損失および減損損失が計上されている。
このように、SHMの事業展開に関わる重要な前提条件に大きな変化があったため、親会社であるソニーグループとホンダの2者間協議、この協議を受けたSHMとしての検討の結果、今回の開発/発売の中止を決定したという。
AFEELA 1は、2026年内に米国カリフォルニア州での納車を開始し、2027年にアリゾナ州での販売を開始する計画だった。SHMは今回の決定に伴い、AFEELA 1を予約した米国カリフォルニア州の顧客に対して予約金の全額返金の手続きを速やかに開始する。
SHMの今後については、EVを取り巻く最新の市場環境を踏まえ、いま一度、同社の設立趣旨に立ち返り、中長期的なSHMの在り方、モビリティの進化への貢献の可能性、事業の方向性について3社で協議/検討を行い、明確化した上で、なるべく早いタイミングで公表するとしている。
なお、SHMの企業ページでは、Purpose(存在意義)として「多様な知で革新を追求し、人を動かす。」を挙げている。また、同社 代表取締役 会長 兼 CEOの水野泰秀氏と代表取締役 社長 兼 COOの川西泉氏によるトップメッセージのタイトルは「人と時代を”動かす”Mobility Tech Companyへ」となっている。
SHMは2022年9月の会社設立以来、ソニーグループとホンダの両社の技術や知見、開発力を融合し、高付加価値モビリティの開発/販売およびモビリティ向けサービスの提供を目指してきた。2026年1月の「CES 2026」でも、AFEELA 1の最新状況や、E2E(End-to-End)方式のレベル4自動運転の実現を目指す方針などを発表していた。
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