ヒョンデは、「第25回 SMART ENERGY WEEK【春】」内の「H2 & FC EXPO【春】─ 第25回[国際] 水素・燃料電池展」において、同社の燃料電池自動車(FCEV)「NEXO(ネッソ)」の新型モデルである「The all-new NEXO」と水素自動充填ロボットを披露した。
ヒョンデ(現代自動車)は、「第25回 SMART ENERGY WEEK【春】」(2026年3月17〜19日、東京ビッグサイト)内の「H2 & FC EXPO【春】─ 第25回[国際] 水素・燃料電池展」において、同社の燃料電池自動車(FCEV)「NEXO(ネッソ)」の新型モデルである「The all-new NEXO」と水素自動充填(じゅうてん)ロボットを披露した。
ヒョンデの新型FCEVであるThe all-new NEXOは、2026年4月に販売開始予定で、2018年に販売したNEXOのマイナーチェンジモデルにあたる。同製品は3つのグレードを用意しており、販売価格(税込み)は750万円〜だ。
FC(燃料電池)スタックを効率化することで航続距離を大きく伸ばしている。FCスタックの最高総出力は94kW、新型駆動モーターは最大150kWの出力を発揮。水素の充填にかかる時間は約5分で、一充填当たりの航続距離は1014kmを達成している。また、初代NEXOと比較すると車両内の空間も広くなっている。
車両には、ヒョンデの水素ビジネスのブランドマークが随所に施されている。「Art of Steel」という新しいデザインコンセプトを取り入れ、素材が持つ本来の特性を引き出しているという。
また、ヒョンデが販売している車両には「ピクセルグラフィック」が取り入れられており、日本で現在販売している「IONIQ 5(アイオニック5)」「KONA(コナ)」「INSTER(インスター)」の3車種と同じように、新型のThe all-new NEXOにも同デザインが採用されている。「基本的にライトやステアリング部分に四角いマークが特徴のピクセルグラフィックを取り入れている」(ヒョンデの説明担当者)。
ヒョンデは1998年から水素技術開発に取り組み、2013年には水素電気自動車の量産化を実現している。同社はNEXOをはじめとして、バスやフォークリフト、発電機など幅広い分野で水素ソリューションを展開してきた。
同社が展示ブースで披露した水素自動充填ロボットは、AI(人工知能)と高性能センシング技術を基に、車両の進入から充填口の認識、充填完了後の退避までの一連の工程を自動化している。また、リモートモニタリング機能を搭載し、水素ステーション全体の状況をリアルタイムでモニタリング可能だ。これにより、運用効率を高めて24時間安定したサービスを提供可能だ。
「日本の場合、専門のスタッフがいなければ水素を充填できない。今回展示したようなロボットが認可されれば、24時間無人で営業できる水素ステーションの設立が可能になる」(同担当者)。
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