ヤマハ発動機が原付二種に初のファッションモデル「Fazzio」投入、シェア拡大へ車両デザイン(2/2 ページ)

» 2026年03月10日 06時45分 公開
[朴尚洙MONOist]
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日常的な使いやすさ

 日常的な使いやすさでは、日本専用に設計した座り心地の良いシートや前後長235mmのフラットな足元スペースなどにより、アップライトでゆったりした乗車姿勢が取れるようにした。車両重量は100kg以下となる97kgと軽量であり、取り回しや押し歩きも軽快に行える。

「Fazzio」の日常的な使いやすさ 「Fazzio」の日常的な使いやすさ[クリックで拡大] 出所:ヤマハ発動機

 Fazzioでは、NMAX125でも好評のLCDメーターや、Communication Control Unit搭載によるBluetoothを介したスマートフォン連携機能「Y-Connect」を搭載している。LCDメーターではスマートフォンの接続状況が確認でき、着信やメールの通知の表示や時計の時刻補正などが可能だ。スマートフォンの専用アプリでは走行履歴の管理などができる。

「Fazzio」のLCDメーター 「Fazzio」のLCDメーター[クリックで拡大] 出所:ヤマハ発動機

 収納スペースは、ジェットヘルメットの収納が可能な大容量19.1L(リットル)のシート下収納に加え、フロントポケットは左に蓋つきポケットと右にオープン型ポケットを備える。使いやすさに配慮したUSB Type-A端子対応の充電ソケットも装備した。車両の前後には新デザインのカラビナフックを用意している。

「Fazzio」のシート下収納部「Fazzio」のフロントポケット 「Fazzio」のシート下収納部(左)とフロントポケット(右)[クリックで拡大]

デザイン

 Fazzioを、若者向けのファッションモデルとして打ち出す上で重要なのがデザインだ。“Hello, Simple”をデザインコンセプトに、流行に左右されない機能性を持ちつつ、ライフスタイルを楽しむ「余白」を感じさせる、シンプルで末永く愛されるデザインを目指した。ヤマハ発動機 技術・研究・デザイン本部 プロダクトデザイン部 CVグループ デザイン企画担当の久保田葉子氏は「シンプルは簡素ということではない。Fazzioは、上質に作り込まれた形によって使う人が自分のライフスタイルを楽しめるような余白を持たせている。そうしやシンプリシティーの考え方をベースに誰にとっても使いやすく、一目で魅力が伝わるデザインを目指した」と強調する。

「Fazzio」のデザイン 「Fazzio」のデザイン。シンプルな外観に、オーバルモチーフで印象を与え、「センターコアストラクチャー」を採用している[クリックで拡大] 出所:ヤマハ発動機

 Fazzioのヘッドランプやテールランプ、メーターパネル、さらにはカラビナフックに至るまで、各部のディテールをオーバル(楕円)モチーフで統一した。このオーバルデザインが、一目でFazzioと認識できる象徴的なアイコンとなっている。また、さまざまな機能パーツを車両の中心ラインに沿って配置する「センターコアストラクチャー」によって、すっきりとしたシンプルな印象に仕上げられているという。

 また、多様化する若者のライフスタイルに合わせて、自己表現できるカスタマイズ性として、ヘッドランプやテールランプ、前後ウインカーなどに装着できるリングカバーを着せ替えパーツとして展開する。

「Fazzio」にリングカバーを装着した状態 「Fazzio」にリングカバーを装着した状態[クリックで拡大]

 会見後半では、イラストレーターのutu氏が登壇し、Fazzioのイメージイラストを紹介。また、utu氏がデザインしたカラーリングを施したFazzioのスペシャルモデルも公開された。

イラストレーターのutu氏がFazzioのイメージイラストを紹介 イラストレーターのutu氏がFazzioのイメージイラストを紹介[クリックで拡大] 出所:ヤマハ発動機
イラストレーターのutu氏と、同氏がデザインしたカラーリングを施した「Fazzio」のスペシャルモデル イラストレーターのutu氏と、同氏がデザインしたカラーリングを施した「Fazzio」のスペシャルモデル[クリックで拡大]

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