ヤマハ発動機が協業による自動車用電池のリパーパス事業化を検討開始電動化

ヤマハ発動機は、REVortexとの基本合意を踏まえ、「職域向け二次リース事業および自動車用電池の小型モビリティへのリパーパス実証事業」での協業に関する事業化検討を開始した。

» 2025年10月22日 16時00分 公開
[MONOist]

 ヤマハ発動機は2025年10月6日、REVortex(リボルテックス)との基本合意を踏まえ、「職域向け二次リース事業および自動車用電池の小型モビリティへのリパーパス実証事業」での協業に関する事業化検討を開始したと発表した。

 今後、自動車の職域向け二次リースおよび小型モビリティへのリパーパス(再生/用途転換)電池の活用など、実装化に向けてさまざまな施策を進めていく。なお、リボルテックスは、リパーパス電池事業などを活用して循環型経済の促進を目指すSOMPO ホールディングスのグループ会社である。

 今回の合意は、ヤマハ発動機が培ってきた小型モビリティ事業の実績とノウハウを基盤に、使用済み電池の回収/再生で定評のあるリボルテックスと協業し、リパーパス電池の社会実装を目指すものだ。同社は2024年度から経済産業省の実証事業を任されるなど、自動車用電池の分析から回収/再生まで幅広い領域で多くの成果を積んでいる。

キャプション 両社の役割分担[クリックで拡大]出所:ヤマハ発動機

 近頃、EV(電気自動車)市場の成長により、使用済み自動車用リチウムイオン電池の有効活用が重要課題として注目を集めている。一方、自動車に搭載されたままで、たくさんの使用済み電池が海外中古車市場に流出しており、国内での循環型経済が十分に機能しているとはいえない状況となっている。

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