CO2排出量可視化サービスに排出原単位データベース「AIST-IDEA」を搭載製造マネジメントニュース

アスエネは、CO2排出量の見える化クラウドサービス「ASUENE」などに、産業技術総合研究所が開発した排出原単位データベース「AIST-IDEA」を搭載した。精緻な排出源の特定や代替材の検討を重量ベースで算定できる。

» 2026年01月22日 10時00分 公開
[MONOist]

 アスエネは2026年1月6日、CO2排出量の見える化クラウドサービス「ASUENE」と、CFP(カーボンフットプリント)およびLCA(ライフサイクルアセスメント)算定サービス「ASUENE LCA」において、産業技術総合研究所(産総研)が開発した国内最大級の排出原単位データベース「AIST-IDEA」の搭載を開始したと発表した。

キャプション 産総研開発の排出原単位データベース「AIST-IDEA」を搭載した「ASUENE」「ASUENE LCA」[クリックで拡大] 出所:アスエネ

 AIST-IDEAの搭載により、部材の変更や設計段階での排出の影響を比較したり、購買調達ガイドラインを策定する際の根拠データを取得したりといった、実務の意思決定に重要な分析が強化される。

 また、これまで一般的に用いられてきた金額ベースでの算定では、排出源や改善方法を把握するのは困難だったが、より専門性を要する重量(kg)ベースでの精緻な算定が日常業務の中で実施できるようになる。

 さらに、約5600項目以上の原単位から適切なデータを選択できるため、データの検索や単位変換などの算定工数を大幅に削減しつつ、精度と透明性の高い算定結果を得られる。

 EUの炭素国境調整メカニズム(CBAM)や企業持続可能性報告指令(CSRD)、国内のサステナビリティ開示基準(SSBJ)など、海外や国内の規制が本格的に運用されるに当たって、CO2排出量の算定に精度と透明性の確保が求められている。

 CFPやLCAの算定において、金額ベースでの算定には、物価変動などの影響を受けやすいという課題があり、ニーズが高まっている重量ベースでの算定は、データ活用に専門知識や工数が必要であることが導入の障壁となっていた。

 アスエネは、国内外の規制やイニシアチブに対応した高度なコンサルティングとともにASUENEやASUENE LCAを提供し、サプライチェーン全体の脱炭素化を推進していく。

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