クラウド環境などでデータを共有する際に、懸念されるのがセキュリティだ。工場のネットワークが外部のネットワークとつながる機会が増えるほど、サイバー攻撃を受けるリスクが高まる。
NTTドコモビジネスでは、サブスクリプション形式で必要な分だけネットワークインフラやサービスを利用できるNaaS(Network as a Service)ソリューションを提供している。「docomo business RINK」では、「クラウド型セキュリティとネットワーク」「オープン接続とクローズド接続」など、さまざまなネットワークと複数のセキュリティ機能を利用できる。
2025年9月にはネットワークに組み込まれたセキュリティ機能によって、脅威検知などを行う「WANセキュリティ」機能を追加した。また、同年12月には、セキュリティ機能を標準搭載したIoTサービスとして、新たにSIMカードを使った「docomo business SIGN」を開始する。Catena-X接続に向けた支援なども行っていく。
東京大学データスペース技術国際テストベッドを主宰する東京大学大学院 情報学環 教授でユビキタス情報社会基盤センター長の越塚登氏はオンラインで登壇し、「データやAIに関して、日本の強みになっていくのはエッジの分野だ。データスペースとの連携は日本にとって大きな強みになる」と語る。同テストベッドには、オムロンとNTTドコモビジネスも参画し、産学連携による共創を促進する。
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