国土交通省は、「都市交通における自動運転技術の活用方策に関する検討会」での協議を踏まえ、まちづくりへの自動運転技術の活用方法や、そのための政策の方向性を自治体関係者向けにポイント集として公表した。
国土交通省は2025年5月27日、「都市交通における自動運転技術の活用方策に関する検討会」での協議を踏まえ、まちづくりへの自動運転技術の活用方法や、そのための政策の方向性を自治体関係者向けにポイント集として公表したと発表した。
同ポイント集は、自動運転の実証実験などを推進する自治体関係者などを主な対象としている。
まちづくりに自動運転技術をどのように活用していくか、そのためのあるべき政策の方向性や取り組むべき施策に関して、主に混在期を想定したポイントに、参考事例などを示しながら記載している。
公共交通などから自動運転技術が導入され、しばらくは自動運転車両と手動運転車両が混在しつつ空間的に限定された導入になるとの想定を前提としている。将来的には自家用車両も自動運転化し、空間を限定なく走行することも考えられるため、自動運転社会の本格化を見据えた留意点も一部記載している。
現時点では自動運転技術と直接的なつながりのない取り組みも含まれている。将来的に自動運転技術を用いたまちづくりに寄与し得る可能性のあるトピックや、自動運転技術に限定せずICTの活用についても述べるなどだ。
近頃、自動運転に関する技術、産業は急成長しており、今後、自動運転技術の普及拡大が想定される。自動運転技術の普及により、現在課題となっている公共交通の運転手不足や交通渋滞などが解消され得る。一方、人の移動の自由度が増すことで、日常生活やまちづくりに多大な影響を与えることが想定される。
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