PXPは、名古屋電機工業とともに、長野県安曇野群白馬村で、トレーラーハウスに取り付けたカルコパイライト太陽電池を用いてキロワット級の発電実証を開始した。
PXPは2025年5月19日、名古屋電機工業とともに、長野県安曇野群白馬村で、トレーラーハウスに取り付けたカルコパイライト太陽電池を用いてキロワット(kW)級の発電実証を開始したと発表した。
今回の実証では、トレーラーハウスの屋根と壁面にカルコパイライト太陽電池を設置して性能を確かめる。具体的には、さまざまな設置角度でカルコパイライト太陽電池の実発電量を検証するとともに、雪国での積雪や雪面での散乱光による影響などを評価する。年間を通した耐久性や、車両走行時の安全性なども確認する計画だ。
同実証で発電した電力はトレーラーハウス内に設置されたCO2リサイクルシステムに活用される。同システムは、金属有機構造体「MOF」を用いて大気中のCO2を回収し、エネルギー源となるメタンガスを生成する。
今後も両社は道路インフラ分野を対象に簡単に取り付けられる新型軽量太陽光パネルの実証を進めていく予定だ。
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