Stratasysが機能試作や最終製品部品の造形に適した先進材料を発表3Dプリンタニュース

Stratasysは、同社のハイエンドプラットフォーム向け先進材料「PolyJet ToughONE White」を発表した。耐久性と堅牢性に優れた機能試作や最終製品部品の造形に適している。

» 2025年04月30日 13時30分 公開
[MONOist]

 Stratasys(ストラタシス)は2025年4月15日、同社のハイエンドプラットフォーム向け先進材料「PolyJet ToughONE White」を発表した。衝撃耐性と柔軟性が向上し、機能試作や最終製品部品の造形に利用できる。

 新材料は、衝撃耐性と柔軟性が向上したことで、穴あけ加工、フライス加工、セルフタップ加工などにも対応できる。機能的な試作品の他、正確な製造用治具、固定具の作成に適し、カラーラベリングにも対応する。カスタム筐体やブラケット、カバーといったコンシューマーエレクトロニクス製品、耐衝撃性コンポーネント、産業用ロボットのエンドエフェクターなどにも適している。

「PolyJet ToughONE」で製作したEV(電気自動車)充電器および配管部品 「PolyJet ToughONE」で製作したEV(電気自動車)充電器および配管部品[クリックで拡大] 出所:Stratasys

 寸法精度と表面品質を維持したまま、薄肉構造、スナップフィット、リビングヒンジなど複雑な形状の部品も造形できる。他のPolyJet材料ともシームレスに統合可能で、1つの部品内で異なる機械特性やカラーを組み合わせたハイブリッドモデルの製作にも対応する。

⇒ その他の「3Dプリンタ」関連ニュースはこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.