アドバンテックは、Canonicalが提供するIoT/組み込み向けOS「Ubuntu Pro for Devices」のバンドル販売およびプリインストールサービスの提供を開始した。
アドバンテックは2025年1月10日、Canonicalが提供するIoT(モノのインターネット)/組み込み向けOS「Ubuntu Pro for Devices」のバンドル販売およびプリインストールサービスの提供を開始したと発表した。
Ubuntu Pro for Devicesは、2万5000以上のセキュリティメンテナンスパッケージを提供し、システムの脆弱性から保護する。システムの再起動なしでカーネルパッチを適用するLivepatch機能により、ダウンタイムを抑えてシステムの安定稼働を維持できる。一度のライセンス購入で10年間の長期サポートを提供し、パッチの自動更新によりシステムを最新の状態に保つ。
また、システム管理ツールLandscapeを用いて、ユーザーは管理用のプラットフォームからシステムを管理、監視できる。単一のサーバから最大40000台のシステムの管理が可能で、大規模なシステムにも対応する。ライセンス費用はシステムのプロセッサグレードごとに4段階で設定している。
アドバンテックは、バンドル販売に加えて既存の製品でもすぐに使えるプリインストールサービスの提供を開始した。現在対象となるエッジコンピューティングデバイスは89機種で、今後さらに対象機種を拡大していく。また、組み込み用OSの総合管理ツールとして「Advantech Power Suite」を無償で提供する。OSのカスタマイズと管理を強化するための包括的な機能を備え、セキュリティ制御の強化や高度な設定管理、パックアップと復元が実行できる。
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