カナダのPlanar Motorは、米Rockwell Automation(ロックウェル・オートメーション)の年次イベント「Automation Fair 2024」において、磁気浮遊型リニア搬送システム「Planar Motor System」を紹介した。
カナダのPlanar Motorは、米Rockwell Automation(ロックウェル・オートメーション)やそのパートナー企業の最新ソリューションなどを紹介する年次イベント「Automation Fair 2024」(2024年11月18〜21日:現地時間、米国カルフォルニア州アナハイム)において、磁気浮遊型リニア搬送システム「Planar Motor System」を紹介した。
2016年創業のPlanar Motorが開発したPlanar Motor Systemは、可動子となる「XBot」とコイルを内蔵した「Flyway」、200台までXBot/Flywayを制御できるコントローラー「PMC」で構成される。XBotは6軸の自由度を持ち、360度の回転も可能で、全て独立して制御できる。
XBotのサイズは11種類あり、可搬重量はサイズに応じて600g〜14kgとなっている。繰り返し位置決め精度は1μm。Flywayはモジュール化されており、拡張や再構成が容易だ。「これまでに電子部品や製薬、食品、化粧品、宝飾品などの工場に導入されている。地域としては、米国の他、欧州やシンガポール、中国、日本などで導入されている」(Planar Motorの説明員)。自社の技術をライセンス提供している例もあるという。
ブースでは可搬重量600gのモデルを使ったデモを披露。また、ピン穴がなく丸洗い可能なステンレス製のモデルも展示した。
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