ニデックモビリティは二輪車でクラッチを操作せずにギアチェンジできる電動クラッチECUを開発した。
ニデックモビリティは2024年11月14日、二輪車でクラッチを操作せずにギアチェンジできる電動クラッチECU(電子制御ユニット)を開発したと発表した。
二輪車は中型以上の機種ではMTが主流で、発進/変速/停止にはクラッチ操作とギアチェンジが必要だ。電動クラッチECUはMTの二輪車のクラッチを自動制御する。開発した電動クラッチECUはライダーが任意でMTモードとATモードを切り替えることができるシステムで採用されている。ニデックモビリティがこれまでに四輪車と二輪車の多くのECUを量産してきた実績や技術力が評価されたとしている。
電動クラッチECUの設計にモデルベース開発を用いることで、試作品納入にかかる期間を通常の1年から5カ月に短縮した。設計工程での検証が可能になり、手戻りが少なくなることで開発工数の大幅な削減と品質向上が図れたとしている。
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