スギノマシンは、エンジン駆動式超高圧水発生ポンプユニット「HI-JET 3000GT-R」の販売を開始する。コンパクト化やカバー構造の見直し、操作性の向上などにより、多様化する顧客ニーズに応える。
スギノマシンは2024年9月17日、エンジン駆動式超高圧水発生ポンプユニット「HI-JET 3000GT-R」を開発し、同月から販売開始すると発表した。2014年発表の旗艦モデル「HI-JET 3000GT」をフルモデルチェンジし、多様化する顧客ニーズに応える。
新開発のポンプユニットは、全長が4150mmだった従来機種より約400mm短縮しており、トラック積載時の後方スペースを有効活用できる。また、折りたたみ式ガルウイングカバーは狭いスペースでも全開放でき、ポンプユニット内部へのアクセスが容易になることでメンテナンスの負担を軽減する。
操作用タッチパネルは、大型カラーディスプレイの採用により操作性と視認性を向上し、専用タブレットを追加することで、ポンプの遠隔操作や状態監視が可能。欧州排気ガス5次規制(EU Stage V)のクリーンエンジンを採用し、出力は224kWだ。
本体サイズは3750×1850×2050mmで重さは3700kg、吐出圧力は最高280MPa、吐出流量は最大48L/分。超高圧ウォータジェット工法によるコンクリート構造物のはつり、各種構造物の表面処理、石綿含有仕上げ塗材などの除去、各種スケールの除去、洗浄などに活用できる。
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