Phrozen Technologyの日本法人であるフローズンジャパンは「第7回 次世代3Dプリンタ展」に出展し、同社のLCD方式光造形3Dプリンタや造形サンプルなどを多数展示した。
台湾の3DプリンタメーカーPhrozen Technologyの日本法人であるフローズンジャパンは「第36回 ものづくり ワールド[東京]」(会期:2024年6月19〜21日/会場:東京ビッグサイト)の構成展の1つである「第7回 次世代3Dプリンタ展」に出展し、同社のLCD方式光造形3Dプリンタのラインアップを訴求していた。
フローズンジャパンは、Phrozen Technology初の海外現地法人として2023年11月に設立され、2024年1月から日本市場での本格展開を開始。現在、Phrozenブランドの3Dプリンタおよび関連製品の販売/サポート活動を強化している。
同社展示ブースで注目を集めていたのが、新製品のLCD方式光造形3Dプリンタ「Sonic Mega 8K V2」と「Sonic Mighty Revo」だ。
Sonic Mega 8K V2は、15インチ 8KのLCDパネルを搭載し、光源には405nm ParaLED マトリックス 3.0を採用する。XY解像度は43μm、積層ピッチは0.01〜0.3mmで、最大造形サイズは330×185×400mm。最高造形速度は1時間当たり600層(平均:1時間当たり400層)を誇る。装置本体のサイズは470×400×680mmで、重量は35kg。対応ファイル形式はCTB、PRZで、スライサーソフトウェアは自社開発品ではなくサードパーティー製の「CHITUBOX」を使用する。メーカー希望小売価格(税別)は65万円。「大型のモデルを一度に造形できるエンタープライズ向けの3Dプリンタだ。堅牢(けんろう)で機密性の高いカバーを備えており、長時間の安定した造形を可能にしている」(説明員)。
一方のSonic Mighty Revoは、10インチ 14KのLCDパネルを搭載し、光源には405nm リニアプロジェクションLEDを採用する。XY解像度は16.8×24.8μm、積層ピッチは0.01〜0.3mmで、最大造形サイズは223×126×235mm。造形速度は1時間当たり平均450層を誇る。装置本体のサイズは353×345×517mmで、重量は18kg。対応ファイル形式やスライサーソフトウェアについてはSonic Mega 8K V2と同様だ。メーカー希望小売価格(税別)は28万5000円。「14Kの超高解像度での造形が可能で、複雑で微細な造形ニーズにも十分応えられる。同等スペックの競合他社製品よりも安価に手に入れられるのも強みだ」(説明員)。
なお、材料となるレジンについても自社開発をしており、用途に応じた豊富なラインアップを取りそろえているという。
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