今回、ブースでは産業エンジンなどを手掛けるVolvo PentaやBMWとの連携によるデモを、それぞれ公開していた。
Volvo Pentaとのデモは、フェリーの出発前にエンジンのフィルターで問題が発生、サービス作業者がいないため船長が問題に対処するというシナリオで実施。船長役が「前方のエアフィルターの場所を教えてください」と音声で質問すると、「前方のエアフィルターの場所を強調表示しました」と回答し、同時に現実世界のエアフィルター部分がHoloLens 2上で強調表示された。さらに、「このエアフィルターを修理しないといけない。どうやればいいか見せて」と尋ねると、その手順もまた強調表示とともに説明されるといった形で進行し、専門知識が少ない場合でも問題なく作業を進められる様子が示されていた。
Volvo PentaはこのようにCopilotがガイド機能を強化することで、初級技術者のトレーニングにどのように最適化できるかの評価を進めているといい、「Copilotを使用すると、ワークフローに沿った質問に答える指導員が常に待機しているかのように感じられる。10〜15個のセンサーの位置を特定するのに、以前は新人技術者が1時間以上かかっていたのが、現在ではわずか5分で済む」などとコメントしている。
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