3D設計/製造ソリューション「SOLIDWORKS」および「3DEXPERIENCE Works」の年次ユーザーイベント「3DEXPERIENCE World 2024」が米国テキサス州ダラスで開幕した。ワールドイベントとして開催25周年を迎える。
2024年2月11日(米国時間)、3D設計/製造ソリューション「SOLIDWORKS」および「3DEXPERIENCE Works」の年次ユーザーイベント「3DEXPERIENCE World 2024」(会期:同年2月11〜14日/会場:ケイ・ベイリー・ハッチソンコンベンションセンター)が、米国テキサス州ダラスで開幕した(ゼネラルセッションは同年2月12日から始まる)。
ダラスでの開催は、2019年にイベント名称の変更が発表された「SOLIDWORKS World 2019」以来となり、同イベント自体も今回の開催で25周年の節目を迎える。
同イベントは、世界中から約5000人を超えるユーザー、起業家、学生などが参加する一大イベントで、ゼネラルセッションや分科会セッション、ユーザーセッション、展示会場(3DEXPERIENCE Playground)などを通じ、製品設計と製造の未来につながる最新のテクノロジーやツール、ユーザー活用事例といったさまざまな情報が発信される。
今回注目のトピックスとしては、AI(人工知能)、DX(デジタルトランスフォーメーション)、バーチャルツイン、コラボレーションによるイノベーション創出など、製品設計と製造の未来に関わるテーマが挙げられる。また、サステナブル(持続可能性)な取り組みを推進していく上で、SOLIDWORKSや3DEXPERIENCE Worksがどのように活用され、顧客ビジネスの成長に寄与するかについてもフォーカスするという。
2024年2月12日から14日までの3日間行われるゼネラルセッションでは、ダッソー・システムズ 3DEXPERIENCE Works&CRE(Customer Role Experience)担当 シニアバイスプレジデントのジャン・パオロ・バッシ氏や、ダッソー・システムズ SOLIDWORKS CEO(最高経営責任者) 兼 R&D担当バイスプレジデントのマニッシュ・クマー氏らが登壇し、SOLIDWORKSおよび3DEXPERIENCE Worksに関する最新情報やグローバル戦略、ビジョンなどを発信する。
さらに、ダッソー・システムズ 会長のベルナール・シャーレス氏と、シャーレス氏に代わり、2024年1月からダッソー・システムズのCEOに就任したパスカル・ダロズ氏(追記2024年2月12日22時:諸事情により欠席)が世界的なトレンドを踏まえた洞察、同社のビジョンや戦略について語る予定だ。
顧客事例としては、水素バスを手掛ける独ARTHUR BUSや、電動スクーターを開発するインドのQARGOS、バッテリー駆動型水上バイクの米eSKIなどに加え、日本から長野オートメーションの紹介も予定されている。
見どころとなっているゲスト講演には、加圧式水鉄砲「Super Soaker」の生みの親で、発明家/航空宇宙エンジニア/起業家のロニー・ジョンソン氏や、元F1エンジニアで、Zero Petroleumの創設者 兼 CEOのパディ・ロウ氏などが登壇する。
MONOistでは、会期中の速報記事や会期後のレポート記事などを順次掲載していく予定だ。
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