HACARUSは、東京エレクトロンと共同開発中の半導体製造工場向け労災防止AIについて発表した。これまで人では難しかった24時間リアルタイム監視体制が構築可能になり、より安全な職場環境づくりに貢献する。
HACARUSは2024年1月16日、東京エレクトロンと共同開発中の、半導体製造工場向け労災防止AI(人工知能)について発表した。
同AIは、現場の危険検知や保護具の不適切使用、作業中の行動監視などに活用できる。小型カメラが常時撮影した現場の画像を、HACARUSのAIソフトウェアがリアルタイムで解析し、事故や危険の予兆を検知した場合は作業員と責任者にアラートで知らせる。アラート前後の状況を自動で録画するため、確認と振り返り、再発防止策の検討が可能になる。
少量データから再学習し、高品質のAIモデルを生成するため、導入および運用コストを低減できる。また、AIの学習と推論を端末内で実行することで、事業所外へのデータ流出リスクを低減する。
これまで人では難しかった24時間リアルタイム監視体制が、カメラと同AIを用いて構築可能になることで、より安全な職場環境づくりに貢献する。
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