キヤノンは、RFIDタグを利用して人や物の位置情報を自動マッピングする「Canon RFID 位置情報ソリューション」を、2024年1月に発売する。
キヤノンは2024年1月上旬に、RFIDタグと独自開発したRFIDリーダーを利用して製造現場などでの人や物の位置情報を自動マッピングする「Canon RFID 位置情報ソリューション」を発売する。RFIDリーダーは特定小電力規格に対応しており、正面方向の半径3〜4mの読み取りができる。
同ソリューションは、人や物に装着したRFIDタグの情報をRFIDリーダーが自動的に読み取り、位置を自動的にマッピングする。位置情報を把握、分析することで適切な配置や管理が可能となり、製造現場などの生産性向上に寄与する。
今回、同社は可搬型と固定型の2種類のRFIDリーダーを開発した。
可搬型のサイズは80.5×142.5×20.3mm。小型軽量で、人が装着して巡回しながら位置情報を把握する場合に適している。充電式で、連続使用時間は約10時間。
固定型のサイズは150×185×55mm。常時給電が可能で常に人が通過する出入口などに設置して監視する際などに使用する。アンテナ一体型で設置作業も容易だ。
収集したデータはAPI経由で外部連携もできる。また、RFIDタグが複数の会社や拠点にまたがって移動しても対応できるプラットフォームを構築した。
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