藤田医科大学、川崎重工業、SEQSENSEは、医療従事者の負担軽減および業務効率化を目指す取り組みとして、サービスロボット「FORRO」の新型機種を、藤田医科大学東京 先端医療センターに導入した。
藤田医科大学、川崎重工業、SEQSENSEは2023年11月29日、医療従事者の負担軽減および業務効率化を目指す取り組みとして、サービスロボット「FORRO(フォーロ)」の新型機種1台を、藤田医科大学東京 先端医療研究センターに導入したと発表した。
藤田医科大学東京 先端医療センターは、藤田医科大学 羽田クリニックを併設する次世代医療、研究の拠点だ。新型FORROは、同センター内で各種検査の検体の配送を担う。現場での使いやすさを高めるため、荷室容量を従来型の77Lから100Lと約30%拡大し、走行音も低減している。
FORROは、24時間安定稼働が可能で、広範囲をセンシングして混雑する時間帯でも安全に走行できる。状況に応じて高速モードでの走行や、右側通行など院内ルールに沿った走行ができ、ドアの開閉やカートおよびベッドの有無などの環境変化にも対応可能だ。45分間の充電で連続6時間稼働し、タスクとタスクの間に自動で充電する。
複数病棟の巡回走行も可能だ。スタッフステーションや検査部に設置されたスマートフォンで所定の位置に呼び出したり、配送状況を確認できる。同スマートフォンは、ロボット本体のタッチパネル操作と同様に、直感的な操作ができるシンプルな画面となっている。
新型FORROは、藤田医科大学病院にも1台導入されている。同病院の導入例において、病院内での常時運転では全国初となる「エレベーターでの人とロボットの相乗り」が可能なことが確認された。
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