三浦工業と慶應義塾大学SFC研究所、3D積層造形を用いて高性能な熱交換器を開発3Dプリンタニュース

三浦工業と慶應義塾大学SFC研究所は、高性能な熱交換器を共同開発した。熱交換器の内部構造に3D積層造形によるジャイロイド構造を採用しており、より高い熱交換性能と機械的強度を得られる。

» 2023年12月05日 09時00分 公開
[MONOist]

 三浦工業は2023年11月20日、慶應義塾大学SFC研究所と共同で、3D積層造形を用いた高性能な熱交換器を開発したと発表した(特許出願中)。

 熱交換器の内部構造に、3次元的に連続する面を持ち、空間を二分するジャイロイド構造を採用。より高い熱交換性能と機械的強度を得られる。これまでは、金属加工や溶接によって熱交換器を製造していたため、形状に制約があったが、3Dプリンタによる3D積層造形を用いたことで、複雑に入り組んだ構造を再現できるようになり、高性能でコンパクトな熱交換器の開発に成功した。

左:1周期分のジャイロイド構造、右:ジャイロイド構造を用いた熱交換器のカットモデル 左:1周期分のジャイロイド構造、右:ジャイロイド構造を用いた熱交換器のカットモデル[クリックで拡大] 出所:三浦工業
熱交換器用のジャイロイド編集ソフトウェア 熱交換器用のジャイロイド編集ソフトウェア[クリックで拡大] 出所:三浦工業

 高性能な熱交換器によって熱エネルギーを有効活用できるため、さまざまな分野が目指す脱炭素社会への貢献が期待される。両者は今後、製品化に向けた取り組みを進めていく。

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